死んだらころす ２【呪術廻戦】

共通点 ページ42

その3人以外友達なんていらないと思ってたし。



『友達が居なかった頃に野薔薇と出会ってたら、きっともう喋るのやめてる』



野薔薇「本人の前でそれ言う？」



『だってなんか変じゃん』



野薔薇「…そういうとこだと思うわ」



私もそう思う



『でも高専に来てから人と関わることがすごく楽しいんだよね。色々な考え方や色々な容姿の人たちがいて、それぞれ色々な悩みを持ってるでしょ』



それに気づけたのは恵ちゃんを始め、学長や五条先生など周りの人が歩み寄ってくれたからだ。



歩み寄ってくれたからこそみんなのことを知れて、より一層好きになれた。



心を閉ざしてた私を救ってくれたみんなに共通してることは、呪術師ということ。



…呪いがなければ出会えてなかったということ。



『だからね、野薔薇ともきっと仲良くなれると思うの』



顔色ひとつ変えずに野薔薇はこう言った



野薔薇「そんなのわかんないじゃない。たかが呪い祓うためだけに集まったのに仲良くなる必要なんてないし」



わかる。



呪術師になる前、学校は学ぶ場所なんだから友達なんていらないと私も思っていたから。



けど、一人は寂しいよ。



『野薔薇のこと、沢山教えてね』



野薔薇「気が向いたらね」



素直じゃないなあ。



『絶対に聞いてやるけど、その前に…』



野薔薇「ええ。いるわね」



野薔薇、私「『呪霊』」

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