32話 ページ35
Aside
ずっと時が進まなければいいのに。
そう思っても時間はどんどん過ぎていく
こんな時に限って不死川さんは忙しく、一緒にいることができないでいた。
最近は禰豆子ちゃんと二人で蝶屋敷で留守番をすることが多くなっている。
｢はぁ…｣
自然とため息がこぼれた。
約束の日まであと三日。
私の心は童磨に選択肢を与えられた時から決まっていた。
私は鬼として童磨と暮らす
もう私にはそれしか無かった
禰｢むー！むっ｣
｢わっ、どうしたの？｣
禰豆子ちゃんが私の服を引っ張っている。
私がしゃがんで禰豆子ちゃんに目線を合わせると
頬をつままれた。
｢どうしたの？｣
禰｢むっ｣
｢笑えってこと？｣
私がそう言うと禰豆子ちゃんは頷いた。
私は心配させないように頑張って微笑んだ。
すると、禰豆子ちゃんは私の頭を撫で始める
｢ありがとう、心配してくれて
…不死川さんに会いたい｣
その瞬間、今までたまっていたものが溢れてきた。
自然と涙が出てきて、私にはどうしようもできない
禰｢むっ！｣
私は勢いよく禰豆子ちゃんに抱きついた。
｢早く、早く帰ってきてよ！
もっとずっと一緒にいたいのに！｣
こんなこと禰豆子ちゃんに言っても意味は無いのに
困らせてしまうことは分かっているのに
口に出さずにはいられなかった。
｢どうして、私ばっかりこんな思いしなくちゃならないの！
私はただ不死川さんと一緒にいたいだけなの！｣
禰｢…｣
私が泣いている間、禰豆子ちゃんはずっと私を抱きしめてくれていた。
あと三日で不死川さんとは会えなくなる。
その間どれくらい一緒にいられるのだろうか
_________________________
瑞季様、かふぇにっと様
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夜月─《 *無人* 》☆(プロフ) - 幸せを掴めた2人と愛を貰えなかった童磨、、好きになってしまったがために夢主ちゃんを鬼にしてまで愛されたかった童磨を救う術は無かったのかなとか考える。まあ童磨が推しだから尚更なんですけどね笑笑 最後は2人とも幸せで良かったあああ (2020年1月8日 14時) (
レス) id: 7f57af0fb7 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - まゆさん» そんなに感動してくださるなんて感激です！こちらこそありがとうございます！ (2019年11月5日 0時) (レス) id: 6feeb0dd0f (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 本当にどうしてくれるんですか…ハンカチじゃ足らずにバスタオル使ったら絞れるほど濡れたんですけど！！！素晴らしかったですありがとうございます！！！！ (2019年11月4日 23時) (レス) id: 60ba35ccc3 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 純菜さん» 本当ですか?!すごく嬉しいです！ (2019年11月4日 18時) (レス) id: 6feeb0dd0f (このIDを非表示/違反報告)
純菜(プロフ) - え、待って、小説で泣いたの初めてなんですけど… (2019年11月4日 15時) (レス) id: 16d4e6c0bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美月 | 作成日時：2019年10月12日 0時
