55.退屈な日々 ページ14
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｢ジョンさん、おかえりなさい｣
ｼﾞｮﾝ｢ただいま｣
彼はそう言って私を抱きしめた
学園を離れてから約一週間
私は変わりばえのしない毎日を過ごしている
朝起きて、彼を見送ったあと
自室で暇な時間を過ごすといった感じだ
用事がない時は自室から出るなと彼に言われていて
彼が仕事に行っている間は使用人の方が私を監視している
きっと彼は私が逃げるかもしれないと思っているのだろう
正直、逃げる気なんてないから
私を監視するのはやめてほしい
誰かに見られていると思うと気持ちが休まらないのだ
ｼﾞｮﾝ｢そうだ。僕たちの婚約記念パーティは10日後に決まったよ｣
｢そうなんですね。楽しみです｣
私はそう言って彼に微笑む
一週間も一緒にいれば何となく彼の機嫌を損ねない方法をつかんできた
彼は私の笑っていない顔がお気に召さないようで
笑顔を見せないといつも機嫌を損ねてしまう
だが、私が笑えば彼の機嫌はよくなる
そう気づいた日から私はどれだけ辛くても
彼の前では必死に笑った
ｼﾞｮﾝ｢楽しみだね。Aのドレスは僕が用意しておくから｣
｢はい、お願いします｣
彼の嬉しそうな顔は何だかフロイドくんに似ていて
見るたびに胸が締め付けられるような感覚に陥ってしまう
彼のことを見つめながら
パーティの日、フロイドくんが助けに来てくれないかな…
なんて、ありえないことを考えている自分がいた
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美月(プロフ) - 眠井さんさん» ありがとうございます！ (2020年8月25日 21時) (
レス) id: 6feeb0dd0f (このIDを非表示/違反報告)
眠井さん(プロフ) - 完結！おめでとうございます！ (2020年8月24日 17時) (レス) id: 572cac2bfb (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 花さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年8月17日 10時) (レス) id: 6feeb0dd0f (このIDを非表示/違反報告)
花 - お体に気をつけて頑張って下さい!! (2020年8月11日 17時) (レス) id: 411425b92f (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 花さん» 長い間更新ストップしてすみませんでした！更新頑張ります！ (2020年8月1日 21時) (レス) id: 6feeb0dd0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美月 | 作成日時：2020年7月1日 0時
