29.人魚は今日も頑張る ページ33
・
フロイドくんに保健室に来ることを許した日から
保健室にはいつもの光景が戻ってきた
ﾌﾛｲﾄﾞ｢Aちゃーん、オレまた箒から落ちたぁ｣
｢え、めちゃくちゃ血出てるよ?!早くこっちおいで！｣
フロイドくんは最近マジフト大会に向けて自主練を初めているみたいだ
そのせいで、怪我をして保健室に来ることが多くなったけど…
私は彼の足から流れている血を優しく拭った
｢…最近無理しすぎじゃない？｣
ﾌﾛｲﾄﾞ｢してないよ〜？いっぱい練習して
Aちゃんにオレのかっこいいとこ見せたげるね｣
｢うん、でも無茶はしないでね？｣
私がそう言うと彼は｢わかった〜｣と呑気に答えた
ほんとにわかってるのか心配になるけど
あんまり言うと機嫌を損ねてしまいそうなのでこれ以上言うのはやめておこう
｢…はい、これでいいよ｣
フロイドくんの処置を終えて
私が救急箱を棚に戻そうと立ち上がったとき
ﾌﾛｲﾄﾞ｢オレが戻したげるねぇ｣
そう言ってフロイドくんは私が持っていた救急箱を
私の代わりに棚へ戻してくれた
｢ありがとう！｣
ﾌﾛｲﾄﾞ｢オレのこと好きになったー？｣
｢あはは、どうかな…｣
ﾌﾛｲﾄﾞ｢えー、オレはAちゃんのこと大好きなのに｣
そして、最近フロイドくんは以前に増して
私に好意を伝えてくるようになった
私はそれにどう答えていいかわからず
いつも微妙な返事をするばかりだ
ﾌﾛｲﾄﾞ｢あ、そうだぁ。学園長なんて言ってた？｣
｢行ってもいいって。フロイドくんのモチベーションが上がるなら許可するって言ってたよ｣
ﾌﾛｲﾄﾞ｢ほんと？オレ頑張ろ〜｣
私の話を聞いてフロイドくんは嬉しそうだ
マジフト大会で勝てば私とデートがしたいという彼の願いは叶うのだろうか
それはまだ分からないけど
この調子なら叶ってしまいそうだ
ﾌﾛｲﾄﾞ｢オレ、もっかい練習してくる！｣
｢あ！怪我しないでよ！｣
ﾌﾛｲﾄﾞ｢わかった〜｣
彼は満面の笑みを浮かべながら早足で保健室を出て行った
____________________
ちょっと補足！
ずっと前から補足したかったんですが文字数の問題で出来なかったのでここでさせて下さい！
ジェイドとアズールのことです
初めはフロイドの恋を応援していなかった二人ですが、フロイドが本気であることに気づき今は全力で応援しています！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 839人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美月(プロフ) - ななこさん» それはどうでしょうか！wこれからのお楽しみです！ (2020年6月25日 23時) (
レス) id: 6feeb0dd0f (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - じゅ、重要人物…ですと?!…まさか黒ずくめの組織っ…?! (2020年6月25日 18時) (レス) id: 87c8770c51 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - うみねこさん» ありがとうございます！嬉しいです！絶対フロイドは机にフォーク刺せるくらい怪力だと勝手に思ってますw (2020年6月24日 23時) (レス) id: 6feeb0dd0f (このIDを非表示/違反報告)
うみねこ(プロフ) - 凄く読みやすいし、ストーリーも面白いです！机にフォークwwwフロイド君怪力ですねwww (2020年6月24日 19時) (レス) id: 7c7d156ca0 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 莉弥さん» 読んでくださりありがとうございます！頑張って更新しますので、これからもよろしくお願いします！ (2020年6月22日 14時) (レス) id: 6feeb0dd0f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：美月 | 作成日時：2020年6月13日 1時
