26.久しぶりの会話 ページ30
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ジェイドくんやフロイドくんを待たせるわけにはいかないので、私は早めに仕事を切り上げてジェイドくんを待っていた
そして彼は19時ピッタリに保健室に現れた
ジェイドくんの後ろをついて行くと程なくして
オクタヴィネル寮にあるモストロ・ラウンジに到着する
薄暗い部屋を照らす水槽からの光がとても幻想的だ
ｼﾞｪｲﾄﾞ｢少々こちらでお待ちください｣
彼がどこかに行ってしまい
私は落ち着かなくなって周りをキョロキョロと見回した
すると、パッとスポットライトがつき
照らされた場所に立っていたのはアズールくんだった
ｱｽﾞｰﾙ｢お待ちしておりました。
ようこそ、モストロ・ラウンジへ｣
アズールくんはそう言って私の方へ歩いてくる
ｱｽﾞｰﾙ｢今夜は先生のために貸切にしていますので
ごゆっくりおくつろぎ下さい。
さあ、こちらへ｣
アズールくんは私ひとりで使うには大きいテーブル席へと案内した
ｱｽﾞｰﾙ｢ただいまドリンクをご用意しますので少々お待ちください｣
彼は丁寧に礼をしてその場から去った
｢…。｣
こういうオシャレなところに縁のない私は一人でソワソワしている
ﾌﾛｲﾄﾞ｢…Aちゃん｣
声がして振り返ると、そこにはドリンクを運んできた様子のフロイドくんが立っていた
彼は少し気まずそうに私の方に歩いてくる
ﾌﾛｲﾄﾞ｢来てくれてありがと。｣
｢こちらこそ呼んでくれてありがとね｣
私がそう言うと彼の表情が心做しか柔らかくなった
ﾌﾛｲﾄﾞ｢これ、オレが作ったんだ｣
彼はテーブルに綺麗な青色をしたドリンクを置いた
｢ありがとう｣
一口飲んでみると、とても美味しくて自然と笑がこぼれる
｢すごく美味しいよ｣
ﾌﾛｲﾄﾞ｢よかったぁ｣
私の言葉を聞いて彼は安心したようだ
｢ふふ、フロイドくんがお弁当作ってくれた時も同じ会話したような気がする｣
初めて彼がお弁当を持って来てくれたのは確か三週間前くらい
その後すぐ彼が保健室を出禁になったから二週間以上彼に会えてなかったのか…
そう考えると、少し不思議な感覚になった
｢ねぇ、フロイドくん。ちゃんと反省した？｣
私はずっと彼に聞きたかったことを口にした
ﾌﾛｲﾄﾞ｢した。したから…｣
｢フ、フロイドくん？｣
私と彼との距離が一気に近くなって
気づいた頃には私はフロイドくんに抱きしめられていた
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美月(プロフ) - ななこさん» それはどうでしょうか！wこれからのお楽しみです！ (2020年6月25日 23時) (
レス) id: 6feeb0dd0f (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - じゅ、重要人物…ですと?!…まさか黒ずくめの組織っ…?! (2020年6月25日 18時) (レス) id: 87c8770c51 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - うみねこさん» ありがとうございます！嬉しいです！絶対フロイドは机にフォーク刺せるくらい怪力だと勝手に思ってますw (2020年6月24日 23時) (レス) id: 6feeb0dd0f (このIDを非表示/違反報告)
うみねこ(プロフ) - 凄く読みやすいし、ストーリーも面白いです！机にフォークwwwフロイド君怪力ですねwww (2020年6月24日 19時) (レス) id: 7c7d156ca0 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 莉弥さん» 読んでくださりありがとうございます！頑張って更新しますので、これからもよろしくお願いします！ (2020年6月22日 14時) (レス) id: 6feeb0dd0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美月 | 作成日時：2020年6月13日 1時
