Episode18 ページ20
次の日の昼休み
私はいつものメンバーで昼食をとっていた
でも今日は少し違う
私たちの隣の席にカリムとジャミルが座っているのだ
私が御手洗に行って、食堂に戻った時には既に相席状態になっていた
カリムとご飯を食べると彼の視線が気になってしまうからできれば別がよかったんだけどな…
まわりを見回してみても混みあっていて移動できる場所はなさそうだ
私はあきらめて渋々カリムの隣の席に腰掛けた
1-Aの三人は私とカリムを交互に見てニヤついている
あとで殴ろう
なんてことを思いながらパンを食べていると
どこからかは分からないが、微かに嗅いだことのあるような匂いがした
ｴｰｽ｢なに周りの匂い嗅いでんだよ｣
｢黙って｣
私はエースの口を押えて、匂いを嗅ぎながら辺りを見回した
匂いが濃くなってきている
ｼﾞｬﾐﾙ｢Aは何をしてるんだ｣
ｶﾘﾑ｢何かの匂いがするらしいんだ！｣
隣でカリムがジャミルの運んできた料理に手をつけようとしている
お盆に乗った料理を見た瞬間何か違和感を感じて、
料理を食べようとしているカリムの腕を掴んだ
｢待って。ジャミル先輩、これ毒味しました？｣
ｼﾞｬﾐﾙ｢バイキングだったからしていない｣
私はカリムからスプーンを奪い取って、料理を口に運んだ
｢…！これ絶対食べたらダメですよ。毒です｣
私はすぐハンカチに口に入れたものを吐き出した
ジャミルやエースたちは唖然としている
さっきの匂いはこれだったんだ…
珍しい毒の香り
私は入れていないし、ジャミルがそんなことをするわけがない
じゃあ、誰が…
その日はずっとそんな疑問が頭に浮かんでいた
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広告 - めちゃくちゃ良かったです！ (2020年10月21日 19時) (
レス) id: 21de1d3817 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 陷さん» コメントありがとうございます！楽しんで読んでいただけたようでよかったです！ (2020年6月29日 22時) (レス) id: 6feeb0dd0f (このIDを非表示/違反報告)
陷(プロフ) - さいっっこうでした！ハピエン厨なので作者様がハッピーエンドを書いてくださり本当に嬉しかったし、とても素晴らしい小説でした！ありがとうございます！ (2020年6月29日 21時) (レス) id: cd18a981b6 (このIDを非表示/違反報告)
海賊船の雑用 - はい！ずっと見てます！←ストーカー (2020年5月27日 20時) (レス) id: 3287b8cc09 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 海賊船の雑用さん» ありがとうございます！楽しんで読んでいただけてるようでなによりです！これからも頑張ります！ (2020年5月27日 20時) (レス) id: 6feeb0dd0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美月 | 作成日時：2020年5月26日 17時
