Rule.26 ページ26
・
『あの、ありがとうございました…』
部屋の前まで送ってもらい、頭を下げる.
「別に、一応、カレシですしね」
ふわりと笑うと、優しく髪を撫でた.
『…なんですか、それ』
「ん、いや…」
頭に置かれた手が、頬に滑る.
「あのさ、Aちゃんは、やっぱりイヤ？」
『なにがですか？』
「なんつーか…、俺に振り回されるの」
予想だにしていない言葉に驚いた.
なにを言い出すのだろう、
疑問マークが頭の上に何個も浮かぶみたいだった.
「いや…、やっぱ今のは聞かなかったことにしてちょうだい」
『…はぁ』
気のせいだろうか、
一瞬だけ、わずかに悲し気な眼をしていた.
「じゃ、おやすみ」
『あ、はい、おやすみなさい』
ゆっくり頬に添えた手を離すと、
また、優しく頭を撫でると来た道を戻っていった.
先輩が階段を下りて姿が見えなくなるまで、
その場に立っていた.
『変なの…』
さっきの言葉がリピートされる、
なんであんなこと、聞いてきたんだろうか.
不思議だ
『…ふわぁあ…、ねむ』
欠伸が出て一気に睡魔に襲われる.
部屋に入ると、可愛い寝顔の谷地ちゃん.
スタンドライトが小さく光り、彼女の顔を照らしていた.
谷地ちゃんの隣に敷かれた布団に入り、電気を消す.
枕に顔を埋めれば、すぐに、夢の中へ.
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メラフメラハ(プロフ) - う、う、う…最高ッス｡･ﾟ･(*ﾉД`*)･ﾟ･。 (2018年3月8日 0時) (
レス) id: e14e4ad2a5 (このIDを非表示/違反報告)
椎名はる(プロフ) - すごく面白かったです！！最高でした！！！ (2018年3月4日 11時) (レス) id: ef1e0c2813 (このIDを非表示/違反報告)
あやか - めちゃめちゃ泣いちゃいました笑本当に素敵な作品でした！ありがとうございます (2018年3月3日 23時) (レス) id: 5b3b6f20fd (このIDを非表示/違反報告)
腐乱(プロフ) - ユキさんナイスです！ 黒尾頑張ってー！作者さんも頑張ってください！ (2018年3月3日 11時) (レス) id: 58dba40a9e (このIDを非表示/違反報告)
メラフメラハ(プロフ) - 最終的にはクロに落ちたい！けど！どんな結果も受け止められます！！ (2018年2月3日 18時) (レス) id: e14e4ad2a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まっちゃろん
| 作成日時：2017年12月11日 13時
