勝ち目ないけど諦めません！

不器用な優しさ ページ7

最悪な現場に遭遇してしまいました。

トイレから楽屋へ戻ろうと楽屋のドアノブに手をかけた瞬間、

嫌でも聞こえてくる楽しそうな声


景「翔也！翔也！ゆなさんから小指選んでもらったんだけど、どういうこと！？」

翔「小指は理想の恋人です！」

景「え！？それ、ワンチャンあるくね！」

翔「全然ありますよ！」

入りずら、、、


汐「入らねーの？」

「あっ、入るよ、」


入ると言っときながら、全く動かない体と


景「理想の恋人かぁ(￣▽￣)！」

翔「景瑚君が理想ってやばい(笑)」

景「なんで！？(笑)」


楽屋から聞こえてくる声


汐「たかが心理テスト、、」

「え？」

汐「別に絶対当たるとはかぎらねぇーし、、」

「そ、そうだよね！たかが心理テスト！」


そろそろ、入らないと汐恩に迷惑かなと思い、

少し震えてる手でドアノブを掴む

深く深呼吸を吸って開ける準備をする


ガチャ


景「あ！A聞いてよ！ゆなさん、俺のこと理想の恋人だって」

「そうなんだ！良かったね！」

無理やり口角を上にあげる、、



ほんとは、たかが心理テストの結果でしょとか言ってやりたいけど

景瑚くんの前では良い人でいたいから明るく振る舞う


景「デート誘っちゃおうかな〜」


！？


翔「いいですね！距離も縮まると思うし！」

景「だよねー」


やばい、そろそろ限界かも、こんな話聞きたくない


汐「、、、景瑚くんさっきナオトさんが呼んでましたよ」

景「え！マジ！急いで行ってくる！」

助かった、、？

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景「汐恩〜！ナオトさん呼んでないってよ！」

汐「、、景瑚君じゃなかったわ！

景「えー！俺めっちゃ走ったで！」


私には分かるよ嘘ってこと


これも汐恩の優しさでしょ？

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