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【番外編】生徒会長を崇拝する二人の恋愛模様 ページ11

僕にはある悩みがある。

それは、恋仲であるフェリアさんと恋人らしいことが付き合って1ヶ月程たつ今、何も出来ていないのである。

それこそ、告白の時にされたキス、ぐらい。1ヶ月、僕達は付き合う前と変わらずに過ごしているのである。

クレセントだって男だ。恋人にキスをしたい、ハグをしたい等といった欲望がある。しかし、その欲望によってフェリアを傷つけてしまうことが何よりも嫌なのである。

本でも、恋をする主人公とその葛藤の話を昔読んだが、そのころクレセントは恋を知らなかったため、何故好きな人に出会うと葛藤が生まれるのか分からなかった。

でも今は、その主人公の気持ちが痛いほどに分かる。

どうすればいいのでしょうか?

そう考えていると、ドアのノックの音がクレセントの寮室に響いた。突然だったので、勢いで「はっはい!どうぞ!」といってしまった。

クレセントがドアの方角に目を向けると、悩みの種であるフェリアが立っていた。

「クレセント様、突然の訪問お許し下さいね。今はお暇かしら?お話があるのだけれど...」

フェリアは歯切れの悪い言葉を紡ぐ。突然の恋人の訪問に心臓を鳴らせながら、冷静を装うように「大丈夫ですよ」と微笑んだ。

フェリアを自分の向かいのソファーに座らせて、用件を尋ねた。

「どうしたのですか、フェリアさん。貴女が態々僕の寮室に来るなんて珍しい」

「あっあのっ...。実は...


折角恋人になったので、もう少し手を出していただきたいなと思いまして...」

フェリアは耳まで真っ赤にし、そう呟いて、言葉を続けた。

「下品な願いとは存じております...。クレセント様が私のことを大切に思っているためがの行動なのも重々承知しております。でも、私は足りないです。単刀直入に申し上げますと、

私のことをクレセント様でいっぱいにして頂きたいです...。

この一ヶ月間、私はクレセント様に捨てられないか、と頭の中がクレセント様でいっぱいでした。でも、それは不安からのもので、幸福等といったものでは決してありません。ですから、この一ヶ月間の埋め合わせをして頂きたいなと存じてこちらに訪れました」

フェリアは真っ赤に顔と耳を染めて、最後はほとんど聞き取れないほど、声が小さかった。

クレセントは思った。なんて愛おしいんだろう、と。ここまで可愛い恋人に言われているのに、手を出さない選択肢はクレセントにはなかった。

◆→←アビスの葬式【死ネタ注意】



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山田中(プロフ) - 凛月花さん» あわわ...!ありがとうございます...!アビスはちょっと死なせたいなぁと(((私もネタがなかったので、死ネタ書こう...!ってなったんですよね (12月6日 20時) (レス) id: 0a74f75e2d (このIDを非表示/違反報告)
凛月花(プロフ) - いつになるか分かりませんが、アビスちゃんの自殺を止めます!最新話が演出素敵だし辛すぎて、自分の方の物語の結末修正しました笑 自分でも元々考えていたのは納得できていなかったので今回の話で良いアイディア浮かんで良かったです、執筆ありがとうございます! (12月6日 19時) (レス) id: 16a1f91fe3 (このIDを非表示/違反報告)
山田中(プロフ) - 雛月いず/りぃふさん» あわわ。ありがとうございます!助けてあげてください...! (12月6日 7時) (レス) id: 0a74f75e2d (このIDを非表示/違反報告)
雛月いず/りぃふ(プロフ) - 失礼致します…!亡くならないよう、精一杯アビスちゃんのこと助けますね…!!! (12月6日 6時) (レス) id: 0b050cbadc (このIDを非表示/違反報告)
凛月花(プロフ) - 良ければ読んで頂ければと思います。 (12月4日 20時) (レス) id: 16a1f91fe3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こるく | 作成日時:2020年11月24日 22時

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