crazyMの妹が想像以上にcrazy！

crazy5 ページ6

理鶯side

どうやら飛鳥がこちらでやりたい事は済んだらしい。

「ところで飛鳥、お前はいつアメリカに帰るんだ？」


『え？帰らないよ？？』

「む…？？？」

どういうことだ…？

『日本に住むってマミーやダディーにも言っちゃったよ』

「じ、住居は…？」

『しばらくはネカフェに泊まろうかと思ってたけど…アキハバラディビジョンで資金使い果たしたんだよね』


せめて事前に伝えてくれ…。
言ってくれれば最低限の衣食住は揃えたのに


飛鳥は昔から人に頼るのが苦手だったな

きっと今回も小官に頼りにくかったのだろう
兄妹なのだから頼ってほしいのだが…



『しばらくはお兄ちゃんの野営地に一緒に住ませてもらおうかなーってかんじ』


…前言撤回、しばらく見ないうちにだいぶ自由になったようだ。

だが…

「たしかにこの森のことは小官が熟知してはいるが、飛鳥にとって快適とは言い難いだろう。小官の軍資金を使うといい。早めに家を探すほうが得策だろう」


『えー、やだ』


「…なぜだ？」

『久しぶりにお兄ちゃんに会えたんだよ？ずっと会いたかったんだし、お兄ちゃんとのキャンプ楽しいから！ここに泊まりたい！！』

『1週間くらいなら野宿したことあるし！』という妹の顔は眩しい

強くなったのだな…飛鳥は
可愛い妹の頼みを断れるわけがないだろう


「…わかった。だがお前用のテントは用意するぞ。2人で使うには小官のテントは少し狭い」

『よっしゃ！じゃあさ、早速買いに行こ！！』

「行動早すぎだろ」

「そうだな。飯を食べ終わったら街へ降りるか」

「「((飯は食うのか…))」」

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