極度の対人恐怖と悪女さん。【AU】 (ページ31)

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・＊若干注意ページ31

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「…今日はエラーさんに頼み事があってきたんだけど。この様子じゃ無理そうだね。セリーナさん帰ろっか」

「は？おい待て帰るな。アンタの頼み事聞いてやるから帰んな。」

接触恐怖症であるにもかかわらずエラーは、震えた手で私の服の袖の裾を握る。

「…。セリーナさんを預かってくれないかな。」

「……、すまん、それは出来ない…。セリーナを預かっていることをインクに知られたら、オレだって危うい。」

「…そう…なんだね。ありがとうエラー。他を当たって見るよ。じゃあ、また今度。行こっかセリーナさん。」

「う、うん。」

セリーナさんの手を引いてポータルを開いて中へ入る。

その瞬間、私の体は後方に引き付けられる。

「ッ…！？」

「Aちゃッ…！」

セリーナさんがこちらに手を伸ばすが、惜しくもその手には私の手は届かなかった。

ヤバいっ…このままポータルから引きずり出されたら、ポータルが閉まる…！

咄嗟の判断でセリーナさんの真下にUndertaleへ繋がるポータルを空け、セリーナさんを落とす。

「きゃっ…！」

落ち方も優雅なものだ。いや、そんなのはどうでもいい…。

「っ…、なんで私をポータルから出したの…エラーさん、あのままセリーナさんをポータルから出さなきゃ、セリーナさんは一生閉じ込められることになってたんだよ。」

「はぁ？アイツなんてどうでもいいだろ？それにオレはお前に聞きたいことがあったんだ。」

私に絡みついた糸を解きながらそういうエラーさん。

何なのだろう。とエラーさんが口を開くのを待つ。

「…おいおい、アンタ『聞きたいことってなに？』とかくらい言えねぇのか？ほら可愛くおねだりしてみろよ。」

「なんで私がそんなこッ…、ぅ"っ…」

「なんで私かそんなことを言わなきゃ行けないのか」と反論をしようとするとそれを言い終える前に、体に巻きついた糸をキツく締められる。

頭上から殺気。どうしても言わないと私の命が危ういらしい。

「き、きたい事っ…て、なんれすか…ッ…、教えて…くらさい…、」

あまりの痛さと苦しさに呂律が回らない。

私がそれを言い終えるとエラーさんはニコリと笑顔になり「そうかぁ〜、そんなに聞きたいかぁ。」と明るさの滲んだ声を出した。

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1度未完成のまま公開してしまったようです。すみませんでした！
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