極度の対人恐怖と悪女さん。【AU】 (ページ12)

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「んじゃあよ、1個目。アレはいつから始まったものなんだ？」

「…アレ…とは。」

「あー…、セリーナの…、」

何かを認めたくないのか知らないが、セリーナさんが何をしていたのかを濁して私に質問するサンズさん。

「ここに落ちる以前からです。けどあの人記憶なくなってるんです…。凄いですよね。承認欲求…って…。」

「まあ…、子供は承認欲求の塊って言われるくらいだしな…」

「あの人成人してますよ。」

そう無心で返せばサンズさんはブッと吹き出し「HAHAwマジかよ、15くらいかと…ww」と笑い出す。いいのだろうか、そんなにセリーナさんの事を笑って…他のサンズさんに叩かれるぞ…。

「…私…情けないババァって思われてました？」

「なんだよ…！アンタまだババァなんて呼ばれる歳じゃないだろ？こんなピチピチだし…、…え、もしかして人間ってエルフ的な…」

「…何言ってるんですか…？」

「heh…だろうな、普通。あー…、見た目的に18くらいか？」

見た目で全て判断しちゃいけない訳だが…、そういうのはなぜわかるのだろうか。洞察力がいいのだろうか。

「…合ってますよ。」

「おいおい、全然ババアじゃねぇな。ピチピチ野郎。オイラを人間年齢に換算して…あ、同じくらいだ。」

「それならサンズさんピチピチって言えないじゃないですか…、、ピチピチスケルトンさん…。」

私は何を言っているのだろうか。スケルトンがピチピチな訳ないだろうに。バカだ。

「何言ってんだピチピチヒューマン。オイラお前さんよりかは長〜く生きてるぜ？あ〜…モンスターと人間が戦争してた頃の時代からな。」

「…おじじ。」

「おじじとはなんだと？アンタもものを言うようになったじゃないか。このバブちゃんめ」

ハッハッと笑うサンズさんの揺れる背中を見てクスクスと小さく笑いが込上げる。

「おー…？A今笑ったな？」

「えぇ、笑いました。少しばかり安心しまして…。」

そういうとサンズさんはそっぽを向いて寝転がっていた体をくるりと転がしこっちを向いた。

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