＊7話＊ 絢爛ジュエル！ ページ7
レオナさんの部屋に通されてまずやらされたのは、先程お迎えに来てくれていたケモミミ男子と一緒にお部屋のお片付け。
嘘でしょ、私片付けが一番嫌いなんだけど…？
それにしても本当に、ライオンみたいに威張ってるというか…耳もさっきポケットに入ってたスマホで調べたら、ライオンの耳にそっくりだし。尻尾なんてライオンそのものだし。
もしや、ライオンの獣人なのでは。
と、したらこのケモミミ男子も何かの獣人なんだろうけど、あんまり動物に詳しくない私はわからない。ワンちゃんじゃないしなー。
「さて、洗濯物はこれでOK…っと」
「珍しいこともあるもんスね〜、Aクンが部屋の片付けを手伝ってくれるなんて」
「…いつも大変そうだから」
できないわけじゃないし。
イチかバチかでこの子が普段あの人の部屋を掃除している方に賭けると、「普段からそれだけ優しかったら良いんスけど」と言いながら洗濯物を干す。
よし、当たってた。
「ったく、王族はこれだから…」とブツブツ文句を言いながら洗濯物を干しているケモミミ男子。
レオナさんのことだよね、やっぱり王族か。
よしよし、なんとなくわかってきたような気がするぞ。
「Aクンはもう良いから、レオナさんのところへ行ってくださいっス！」
「あ、わかった。ごめんね、手伝えなくて」
「！どうしたんスか、そんなに急に、しおらしくなって」
前の私どんなんだったの…。
苦笑いでレオナさんの部屋に戻ると、大きなベッドに寝転んで寝ていた。睫毛長っ！
綺麗な顔を観察していると、パチリと開いたエメラルドの瞳と目が合い、一瞬で背中にはベッド、目の前にはレオナさんの図が完成してしまう。
……心の準備とか、できてないんですけど。
私が固まっているのが面白かったのか、それとも顔が面白かったのか、レオナさんは面白くて抑えが効かなかったように、息と共に笑い声を短く漏らした。
こっちはド真剣に考えてんのに。
「し、失礼ですね！笑うことないじゃないですか！」
「いや、フッ…お前の顔が面白ぇのが悪い」
人の顔見て笑うなんて…！
私の今の顔ほぼほぼ宝石でできてるんですけど！？
親が宝石鑑定士をやっていた私は、昔からよく宝石を目の当たりにする事が多くあった。
その度に心奪われ、人が宝石にこだわる理由を小さいながらなんとなく理解していた。
幼心にも理解できるほど宝石は美しいものだという事だ。
この人は、エメラルドの瞳をしている。
とても綺麗な深い緑。
それ故、底知れない何かがある気がする。
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松々先輩(プロフ) - マチさん» ありがとうございます！！私も明晰夢見たことないんですが、妹が見たことあるらしくて…自分の思い通りの夢ってめっちゃ羨ましい…！コメントありがとうございました！！ (2020年7月24日 13時) (
レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
マチ - 面白いぃぃぃぃぃ!!えっ明晰夢見てみたい((( (2020年7月24日 2時) (レス) id: 9256472735 (このIDを非表示/違反報告)
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