＊37話＊ 臆病シニア！ ページ37
「えーっと、初めまして、ですか？」
「は、はひっ…ちょ、ちか、近いでござるA氏…！」
あ、私の名前知ってんじゃん。でも初めましてを否定しなかったから、一応初めて話すのかな？
アズールの身体には到底隠れることはできない体の大きさは、きっともっと大きいんだろう。猫背だし。
───────そういえば、この人って。
イグニハイド寮の寮長では？
寮長会議の前に一応全員の顔に目を通しておこうと思っていたのが幸だった。
イグニハイド寮長、イデア先輩。
燃えているような青い髪、猫背でおごらない姿勢がイグニハイド寮生にはウケているとか。
なんと実家はシュラウド家なのだから、かなりの名門だ。
いつもアンドロイドの弟と一緒にいるイメージだったけど、今は1人だな…。
ジロジロと観察していると、ビタッとイデア先輩と目が合った。
「な、なんでござるか！？あ、3秒間も目を合わせてしまったからご立腹なの！？許してクレメンス…」
「へ？」
隠れてない隠れてない。
アズールの背中に隠れるのは無理ですって、180あるんでしょ？
「あの」と何故か罪悪感に襲われてイデア先輩に声をかける。
そうだ、イデア先輩、怖いもの“陽キャ”だった。
学園唯一の女子ともなれば陽キャのイメージが強いに決まってる。誤解を解かねば。
召喚術が苦手な私にどうかお恵みを。
「イデア先輩、召喚術お得意でしたよね？」
「こんな引きこもりオタクが召喚術だけ一丁前にできるのおかしいよね！？消えた方がマシだよね！？ごめんね！？」
「陰キャは今すぐ消えるでござるよ〜！」とアズールの腕をグイグイ引っ張って
すると、情けないどこから出したのか分からない声を出す。
なんかごめんなさい。
でもこのままだと召喚術のテストがまずいことになるって言うか。
こう言う人にはどうやって接すればいいのか…と思ったが、あまり顔を突き合わせるのはやめた方がいいかもしれない。失敗すれば一生心開いてくれないし。
対面しなきゃ良いんじゃ？
と、言うことは…。
「連絡先交換しませんか？」
「えっ…拙者なんかと美女が連絡先を…交換…？頭どうかしちゃった…？」
「変な魔法薬でも飲みましたか」と心配そうな顔をするイデア先輩。
どんだけ自己評価低いんだ。
私は綺麗だと思うんだけどなぁ、この髪も、顔も、磨けばもっと綺麗になるのに。
無理やり連絡先を交換したけど始終オドオドしてたな…イデア先輩。
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松々先輩(プロフ) - マチさん» ありがとうございます！！私も明晰夢見たことないんですが、妹が見たことあるらしくて…自分の思い通りの夢ってめっちゃ羨ましい…！コメントありがとうございました！！ (2020年7月24日 13時) (
レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
マチ - 面白いぃぃぃぃぃ!!えっ明晰夢見てみたい((( (2020年7月24日 2時) (レス) id: 9256472735 (このIDを非表示/違反報告)
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