＊36話＊ 月毎スケジュール！ ページ36
「それで、私が看病を？」
「とんでもない。伝染しちゃったら俺が怒られるっス！報告だけ、と思って」
「どうして私に？」と聞くと、不思議そうな顔をしたラギーはさも当然のように「今日来るんでしょ？」と言った。
…え、そんな決まりあるの？
ぎょっとして目を見開くと、「毎月来てるじゃないっスか」とノートと教科書を端をトントンと合わせながら言う。
もう既に授業は終わっていた。
えーっと、もしかしてレオナさんと私ってそう言う関係…？いや、まさか、まさかね。そんなわけ。
レオナさんはもっと年上のグラマーで背が高くて色気のある女の人の方が好きなはずだし、こんなチビ眼中にないですし。
胸だけデカくてもダメでしょ。
「今日何日だと思ってんスか？前来た時から1ヶ月すぎてるっスよー」
「だけど今日は大丈夫っスから！」と言ってレオナさんのところへ向かったであろうラギーの背中を見ながら、風邪かぁ…と考える。
あんな野生児どうやったら風邪引くんだろう。
そっか…私がこの世界で暮らし始めて、もう1ヶ月か…。
暮らせるもんだなぁ…とシミジミ外を見ていると、バンッと部屋の扉が開いた。
ビクッと肩を揺らして振り返ると、そこに立っているのは煌々とした顔をしているリドル。
や、やぁ。今日も可愛いね。
「部活に入っていないというのは本当かい！？」
「えっ、どこでその情報を…」
「君は確かグラティア家の生まれだろう？乗馬を教養として習ったことがあるなら、今度部活の見学にでもこないかい？」
いえ、私平凡な家に生まれたバレー部リベロなんですけど。
私部活入ってなかったんだよね、一安心。
魔法も使えないのに部活とかちゃんちゃらおかしいわ、って話だから。
でもリドルの押しが強いな…確かに父親のSNSのアイコン見れば、小さい頃の私であろう子供が馬に乗っている写真が使われていたけど。
で、でも私平凡なJKだったもんでっ…！
「乗れるかなぁ…随分昔にやったっきりだし…」
「大丈夫さ！」
「部活に入りたいなら是非ボードゲーム部へお越しください」
…いつの間にそこに？
「アズール…？」と声をかける。何やらボドゲについて語り出したアズール。
意外…「モストロ・ラウンジの経営で忙しいので部活動などに使う時間はありません」とか言いそうなのに。
……ところで、アズールの後ろに立ってる背の高いその青い火みたいな髪を持ってるイケメン誰ですか。
イケメンについてなら何時間でも聞くよ。ねぇアズール聞いてる？ちょっとねぇ。人生ゲームの話はもういいから！
＊37話＊ 臆病シニア！→←＊35話＊ 学園インフルエンサー！
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松々先輩(プロフ) - マチさん» ありがとうございます！！私も明晰夢見たことないんですが、妹が見たことあるらしくて…自分の思い通りの夢ってめっちゃ羨ましい…！コメントありがとうございました！！ (2020年7月24日 13時) (
レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
マチ - 面白いぃぃぃぃぃ!!えっ明晰夢見てみたい((( (2020年7月24日 2時) (レス) id: 9256472735 (このIDを非表示/違反報告)
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