＊34話＊ 特有マジック！ ページ34
「良いでしょう、明日のお昼くらいなんてことないです。ではこちらの契約書にサインしますね。では、お願いします」
「あ、えーっと…
……何もない？
契約書が光るわけでもなく、机の上に乗っている。
アズールはその契約書を持ち上げ、「何か魔法をぶつけてください」と言った後私にその紙切れを渡した。
あっ、そっか、アズールの契約書は破れないんだっけ。
つまり私が持っている限りこの契約書は無敵…もしこれで魔法が当たらなかったら、私のユニーク魔法っていうのは…。
ひぇぇ…みんなのマジカルペンが私に向けられている…これは死確定。
震えているのか、契約書がペラペラ動いている。
し、死にたくないっ…！
ピカッと雷が落ちたような光に目をギュッと瞑ると、バシバシ音が聞こえ、シーン…と耳に取り付くような音が聞こえたような気がした。
そっと目を開けると、ぽかんと口を開けて私を見る5人。
金の契約書は無傷だ。
「…本当に契約しちゃった…」
「破ったらAさんの下僕ですね、アズール」
「明日のお昼にAさんが死なない限り僕は契約を破りません」
「頭にイソギンチャクが生えるのは嫌ですからね」と言ってメガネをクイッと上げたアズール。
これで決まった、私のユニーク魔法。
詠唱を声に出さなくてもユニーク魔法が使えるのは私の魔力が強いかららしい。
「名前付けましょう！」とワクワクしている様子のエースとデュース。
うーん、確かに
「あ！そーだ、
「人のユニーク魔法を思うがままに使役する自由の女神ですか…女神族の貴方に合った呪文なんじゃないですか」
「カッコイイです！」
初めてネーミングセンスを褒められて「えへへ」と満更でもなく喜んでいると、私は
私に魔法をかけて、私のユニーク魔法を発動させたあの子。
私はあの子のユニーク魔法である
うわぁフロイドのユニーク魔法乱用しそう。
「そうとなれば他の方のユニーク魔法を知る必要がありますね…これからは細心の注意を払って行動してくださいよ」
「え？命狙われてる？」
「えぇ、他人のユニーク魔法を好きに使えるんですからね」
＊35話＊ 学園インフルエンサー！→←＊33話＊ 締結コントラクト！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 274人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
松々先輩(プロフ) - マチさん» ありがとうございます！！私も明晰夢見たことないんですが、妹が見たことあるらしくて…自分の思い通りの夢ってめっちゃ羨ましい…！コメントありがとうございました！！ (2020年7月24日 13時) (
レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
マチ - 面白いぃぃぃぃぃ!!えっ明晰夢見てみたい((( (2020年7月24日 2時) (レス) id: 9256472735 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
