2話 ページ2
「ほんで、なんで養ってもらわなあかん事になったん」
「いや聞いてや」
絶賛愚痴大会中。まぁ一方的にアタシが愚痴っとるんやけど。
宮は黙って聞いとると思ったらおつまみもうないん？とか言いよる。まぁええけどな。
ちなみに宮に養ってもらう場合の約束事ができた。
まず家事全般アタシがやること。まぁ当たり前やわ。
そんで、次がお疲れの宮を癒すこと。意味わからへん。
癒すってなんやねん、どうやんねん。
そう聞いたけどまぁ色々、と言って具体的なことは教えてくれへんかった。
まぁ置いてもらう身やし、文句言われへんねんけど。
「まぁそれは大変やな。って言うかいつもこの時間に帰っとったん？」
「今日はまだマシやで。いつも1時とかやからな。12時にあがれてん」
「え、養ってもらうまでの決断早ない？」
宮しかおれへんからな、と笑うと、お前人間タラシやで、とデコピンされた。
いった！！いったぁ！！えっ、いった！今の何ホンマにデコピンなん！？
ヒリヒリする額を抑えて宮の馬鹿力に驚いていると、ほなもう寝よか、とアタシを寝室に案内する。
「ベッド一つしかないやん。アタシソファーで寝るわ」
「俺ソファーで寝るから、お前ベッド使いや」
「何言ってんの！？普通アタシがソファーやろ！」
一応女やねんからソファーなんかで寝かせられへんわ、と譲らへん宮。いや、一応てなんやねん。
でもアタシは客人なわけで、流石に泊めてもらう立場で図々しくベッド使うわけにいけへん。
大人しく言うこと聞いときや！とギャーギャー騒いでいると、わかった、と絶対にわかってへん顔をする宮。
いや、何しでかすかわかれへん怖い。
「一緒に寝ればええやん」
「アホか」
男女が？一緒にベッド？
アホか？
宮は学生の時からなんかみんなと外れた思考持っとるとは思っとったけど、まさかここまで並外れた考えしとると思てなかった。
いや、別にアタシはええねんけど、宮があかんやろ普通。
「俺がベッドで寝るとしたらお前もベッドや」
「えぇ…はぁ……わかった、ベッドで寝る…」
「明日休みやし色々日用品買いに行こか」
「お金ないで。働き始めてようやっと仕事慣れてきた時に潰れたからな」
「俺が出すわ」
あっ、キュンとした。
俺が出すわって懐デカすぎか。惚れてまうやろ。
なんか意外とレディーファーストとかできるんよな、昔から…お母さまの教育が行き届いてるんやろか。宮侑は置いといてな？
そう思いながらアタシはベッドに倒れ込むように眠りに落ちた。
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松々先輩(プロフ) - のんさん» ありがとうございます！！最近私生活も落ち着いてきたので、今日更新予定です！ (8月5日 17時) (
レス) id: 480ed93775 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 久しぶりにこの神作品開いたけどやっぱり神作!!主様のペースでゆっくり更新続けて欲しい!!まぢ応援してます!無理は禁物!! (7月31日 11時) (レス) @page45 id: 7e78e362e0 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - 雷さん» 大丈夫です。ありがとうございます頑張ります！ (2022年8月12日 10時) (レス) id: 0b2f636a57 (このIDを非表示/違反報告)
雷 - 松々先輩『ありがとうございます頑張ります』が癖になってますけど大丈夫ですか？ (2022年8月12日 10時) (レス) @page5 id: 1c759860fa (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - のんさん» ありがとうございます！頑張ります (2022年8月7日 0時) (レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
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