167話 ページ27
美原「じゃあお前さ、電話しながらテレビ見れる?料理できる?」
「?うん、普通に」
お前根っからの女脳だな!とビシッと私を指差す美原。
何が悪ぃんだ。
俺根っからの男脳なんだよね、とニコリと笑った美原は言って、円を作った指に人差し指を入れる。
……何、その手。
美原「男脳と女脳の間に生まれた子供って、どっちになるんだろーな♡」
確かめてみよーぜ?と言った美原はじりじりとこちらに近づいてくる。
小田くん、と笑顔の邪悪な小田くんを召喚する。
美原は酷い目に会えば良い。
「あ、佐田!どこのゼミだった?」
佐田「俺?俺は心理ゼミ」
「し、しんりぜみ…?」
佐田「大門と一緒だぞ」
あの大門と…なんて話をしながら移動教室のために外に出る。
美原?残骸だった所までしか覚えてない。
とりあえず詫びて死ぬべし。
生物の先生の愛称は、青山くん。ベテランでも若くてイケメンなのでかなり目立っている。
そして密かに隣の女子校で人気だ。
まぁルックスが良い大人の男…しかも優しい。
人気になるのは必然的だろう。
蘇芳くんに聞いたが(わからない人は[3]を見てほしい)、隣の女子校には若い男の先生はいないらしい。
ヨボヨボのおじいちゃんはいるみたいだけどね。
そんなことを考えていると、ちょいちょい、と肩をつつかれる。
何、と振り返ると、少し後ろを歩いていた佐田が真顔で私を見ていた。
え、何その顔、なんか怖い。
お前そう言えば何カップなんだ?と真顔で聞いてくる男、佐田。
お前やばいよ。
「答えると思ってんのか」
佐田「あ、いや、誤解すんな。姉がブラあげるって言ってるから…」
「お姉さんには感謝だけど、これを口実に私のサイズ把握しようとすんな馬鹿」
あと私ブラ足りてるからね!と強く言っておく。
お姉さんには会った時に言おう。
ブラ下さい、って。
私らのサイズのブラもっと量産してくんない?足りないんだけど。
青山「そこ、喋んないよ〜。あと佐田。女の子に胸のサイズは聞くもんじゃ無いからな〜。二度と聞かないって俺と約束しろ〜」
佐田「ラジャーでーす。ところでA、お前胸成長した?」
青木「それもアウトだからなー」
してない、とボソリと言えば、Aも返さなくていいから、と青山くんに注意される。
はぁい、と伸びた返事をして、板書写しにかかった。
やっぱ青山くんの板書写しやすっ!神か!?
そして青山くんは、私たちが板書を写している間、自分の過去話をする。
青山「俺昔な、好きな子に胸のサイズ聞いてフられたんだわ」
野口「自業自得…」
91人がお気に入り
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
松々先輩(プロフ) - らっぴょこさんさん» ありがとうございます〜!!一癖も二癖もあるウチの子たちをそんなに褒めてくださって…画力と文才!?あー!ありがとうございます〜!!これからも頑張ります!! (2020年8月2日 15時) (レス) id: 0b2f636a57 (このIDを非表示/違反報告)
らっぴょこさん(プロフ) - とっても面白いです!皆ユニークで大好きです!ところで、素晴らしい画力と文才があるんですね!羨ましいです、、、これからも無理の無いように頑張って下さい!応援してます! (2020年8月1日 20時) (レス) id: c590781f3e (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - びびちゃんさん» ありがとうございます!!そう言っていただけると嬉しいです!これからも更新がんばります! (2020年2月1日 19時) (レス) id: 884552bd5f (このIDを非表示/違反報告)
びびちゃん - 面白いです!更新頑張ってください。 (2020年2月1日 16時) (レス) id: 122cd8c013 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - しつさん» ありがとうございます!!綾くん良いですよね! (2020年1月4日 19時) (レス) id: 0b2f636a57 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ