１４３話 ページ3
小田「ねぇAちゃん。今度一緒に遊ばない？」
「えーっと…小田くんだけ？」
小田「あ、い、嫌だよね…ごめんね、僕だけじゃ嫌だよね…」
いや、そんなことないけどね！？
小田くんが嫌とかじゃないから、とちゃんと弁解する。
小田くんのネガティブシンキングは変わらないのだろうか。
まぁ自分を高く見過ぎないって言うのも、小田くんの良いところではあるんだけど…。
「小田くんと二人きりでデートだねぇ。良いよ、どこ行く？」
小田「で、デート…Aちゃんの行きたいところで良いよ。ちょっと相談があるんだけど、良いかな」
「小田くんから相談？凄く珍しいじゃない。良いよ、じゃあ聞こうか」
じゃあまた今度、と手を振って別れる。
でも、小田くんの相談って…？
まぁ今度わかることだよね……。
そうして気になり続けて数日後。
「小田くん！こっちこっち！」
小田「Aちゃんの私服やっぱり可愛いね。センスいいって言ってたよ。文矢が」
「つ、津田に言われてもな…あの味音痴だからね…」
あぁ見えても文矢は私服のセンスだけは良いんだよ？と笑顔で言う小田くん。
今普通にだけはって言ったよね？
小田くんてやっぱり辛辣だよね。
それでどこ行くの？と聞くと、Aちゃんが楽しいところならどこでも、と言うので流石に悶えた。
「それじゃあ小田くん、私喉乾いたから、とりあえずジュース買いたいな」
小田「ここら辺の公園の中に、自動販売機あったと思うよ…」
「公園の中って珍しいね」
広い公園だから、と言う小田くんについていくと、本当にあった。
まさかあるとは思わなかったぜ。
ジュースを買って歩きながら小田くんと話していると、小田くんがふと真面目そうな顔をする。
ネガティブな小田くんだけど、そんな顔今までに見たことない。
いつも困ったように笑ってたり、困った顔で津田を見ていたり…困ってばっかだな小田くん。
小田「あのね、僕＿＿＿＿＿」
「おいお前、もしかして『下北の小田』じゃねえ？」
小田くんが離そうとした時、すれ違った男子高校生らしき金髪の男に話しかけられた。
その上『下北の小田』だなんて言う。
小田、って言ってるから小田くんのことなんだろうけど、どう言うことだ？
「お、小田くん……？この人たちと、知り合い…？」
小田「…ううん、全然知らない人だよ」
そう言って、いつものように笑う小田くん。
でもなんとなく、何か隠しているような気がした。
小田くん絶対知り合いだよね！？
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松々先輩(プロフ) - らっぴょこさんさん» ありがとうございます〜！！一癖も二癖もあるウチの子たちをそんなに褒めてくださって…画力と文才！？あー！ありがとうございます〜！！これからも頑張ります！！ (2020年8月2日 15時) (
レス) id: 0b2f636a57 (このIDを非表示/違反報告)
らっぴょこさん(プロフ) - とっても面白いです！皆ユニークで大好きです！ところで、素晴らしい画力と文才があるんですね！羨ましいです､､、これからも無理の無いように頑張って下さい！応援してます！ (2020年8月1日 20時) (レス) id: c590781f3e (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - びびちゃんさん» ありがとうございます！！そう言っていただけると嬉しいです！これからも更新がんばります！ (2020年2月1日 19時) (レス) id: 884552bd5f (このIDを非表示/違反報告)
びびちゃん - 面白いです！更新頑張ってください。 (2020年2月1日 16時) (レス) id: 122cd8c013 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - しつさん» ありがとうございます！！綾くん良いですよね！ (2020年1月4日 19時) (レス) id: 0b2f636a57 (このIDを非表示/違反報告)
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