117話 ページ26
河瀬「マフィアってさー…」
「え?急にどうしたんですか…」
マネさん達でボールを磨いたりしていると、急に河瀬先輩が言い始めた。
ただ今時刻は午後8時、明日は合宿最終日。
関わりをあんまり持たなかった選手もいたけど、結構濃い合宿だった。
明日が終わって明後日の朝私達は極学に帰る。
少し寂しいかもしれない。
ちなみに…その、実はインターハイは過ぎている。すまんね。
飯島「マフィア…?」
猪原「俺コルト・ディティクティブ・スペシャルがいい」
長山「それって銃の名前?」
そしてみんなボール磨きを再開した。
河瀬先輩も話しながら手を動かしている。
河瀬「俺らがマフィアになったら…って妄想をしてたんだけど」
風花「俺らのこと大好きだろお前」
潮「うぇっ…気持ち悪いんでやめてもらえませんか…」
潮くん……。
本当容赦ないね、驚きだよ私…。
飯島「じゃあ僕はデザート・イーグルで…」
長山「……俺日本刀がいいんだけど」
銃じゃないですねそれ。
私ライフルしか知らないからね。
割とマジで。
「……ライフル」
河瀬「あー…スナイパー似合いそうだよね〜。俺はオートマグかな」
「ごめんなさい、私もうわかりません」
銃の名前とか詳しくないし…。
って言うかなんでそんな妄想するんだ…。
潮「……トカレフ。安全装備付いてないから」
「付いてないのにそれ選ぶの…?」
ピースメーカーでも良いよ、と言って次のボールにとりかかる潮くん。
そう言うこと言ってるんじゃないんだよな。
城間「じゃあ俺ハッカーね!」
「うわっ!?じょ、城間くん!驚いた…」
ごめん、とニコッと私に笑いかける城間くん。
とても綺麗な笑みで逆に怖いくらいだわ。
城間「なんか浅川って人がいるんだけど」
「あぁ…浅川くん?どうかしたのかな」
城間「知り合い?」
え?それがどうかしたのかな…。
あっちゃー…と言ったように私と城間くんを見比べる風花さん。え、何か知ってることあったら教えてください…。
「浅川くん!どうかしたの?」
浅川「あぁ、A!純正も会いたいって言っててさ…それ良いか聞きに来ようかなって」
「わざわざ…LINEでいいのに…」
浅川「……お、俺が…会いたかったし……」
「あ、私も会いたかったんだ!これ作ったから…」
シフォンケーキ。
結構うまくできたから、浅川くんにあげようかと思ってたんだよね。
で、なんで顔真っ赤にして悶えてるんだろうか。お腹痛いのだろうか。
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松々先輩(プロフ) - ふーあさん» 時間かかると思いますがわかりました!! (2019年11月24日 18時) (レス) id: 5d2671fec1 (このIDを非表示/違反報告)
ふーあ(プロフ) - 2回目のリクエスト失礼します…主人公の兄弟との絡みも見てみたいです! (2019年11月24日 11時) (レス) id: 75ae983ccf (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - 山口到和さん» え!?どこですか!?誤字ですか!? (2019年4月1日 18時) (レス) id: 3db3ef1937 (このIDを非表示/違反報告)
山口到和 - 逢えるかかな? (2019年4月1日 8時) (レス) id: 9a42429598 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - 彩さん» ありがとうございます!!これからも頑張ります!!! (2019年3月22日 10時) (レス) id: 87a69031e6 (このIDを非表示/違反報告)
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