いや、私女子なんだけど。［３］ (ページ24)

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１１５話ページ24

「はぁ、はぁ……せんぱ、大丈夫…ですか………」
小川「Aこそ大丈夫なん？」
楽蕾「とりあえず部屋行くと…」

楽蕾先輩の勧めで食堂に向かう。

するとそこにはトランプをするみんなが。
海に突き落とすぞ。(ただ今考えつく最高級の脅し)

「き、聞い…ねぇ、城間く…ゴホッ」
城間「お、落ち着け、な？」
「城間くん！幽霊！！幽霊がッ…」
城間「落ち着け、幽霊なんてそうそう見えるもんじゃねえからさ。俺らの時もなんともなかったし」
大國「そう、なんもね」

澄ました顔をしてカードを出す河瀬先輩を揺らす。
先輩の時はなんかあったはず！あのホテルじゃなくても、海とか！

河瀬「な、何、俺ん時もなんとも。な、山北」
山北「はい、特に何も起こらなかったです。強いて言えばクイズが難しかった…」
河瀬「パスカルの三角形な～」

数学もあったんだ…じゃない、なんでみんな何も起こってないの！？

あ、そうだ、潮くんと富士山先輩なら何か起こってるかも。

「富士山先輩と潮くんは！？」
潮「騒がしい。俺ん時も何もないから」
富士山「俺ずっと隠れてたけど特に、変わったことはなかったよ？」

嘘だろ……。

もう良いや、忘れて風呂に入って寝ようそれが良い。

そう思っていたのに今ゲームに巻き込まれているのはなぜだ？

「あの、城間くん？なんで私今ここにいるんだろう……」
城間「Aが俺らのこと大好きだからな！」
「記憶を勝手に塗り替えられるように脳ができてるのかな？」

Aちゃんも大変やなぁ、と笑いながらスマホをさわっている小川先輩。
大変だと思っているのであれば私を寝かせてほしい。

明日は朝早いのだ。朝ごはんのせいで。

だからせめて6時間は寝たい。

今すぐこのゲームをやめやがれ。

穂波「辛いんやったら寝ーや。明日も朝はように起きるんやろ」
「っ……そうなんですッ…」

朝ごはんのリクエストにお応えしようか？
穂波先輩の好きな食べ物はなんだ？

それでですね、先輩、できればこの腕にひっついてる馬鹿も剥がして来れませんかね。

「離れようか城間くん。真似しちゃダメでしょ？」
城間「真似なんかしねえよ、俺らのラブラブ邪魔するとか良い度胸だよなー」
「よっし誰か邪魔して」

どんどん邪魔してこ～。

イチャイチャするなよ～、と軽く受け流す先輩たち。
もう慣れてるってことか、うちの城間が本当すみません、自制できないやつなんです、本当すみません…。