いや、私女子なんだけど。【番外編】

生理ネタ #野口の場合 ページ28

…え、待ってこれ待って、え。

まさかの授業中…？

嘘だろおい。死に去らせと、そう言っているのか神は。



黒歴史というか既に暗黒〜。

AA、授業中に生理が始まった模様。
死にたいです。



嘘だろおい。スカートぉおぉおおぉおお！！！！！


待って。


え、どうしよ、匂いとか…大丈夫かな。じゃなくて、椅子！椅子が血の海になるぅうううぅ。



幸い生理痛はない。このまま股閉めといたら誰にも気付かれずに授業回避！？
ナプキン持ってきて良かっt…。


ドロッ


…………。


このまま、思考停止してしまおうか。
今先生に呼ばれてるけど気のせいだよ。きっと気のせい。



「……はい…」
先生「顔色悪いぞ？大丈夫か…？」
「はっはっは、私は大丈夫ですが、野口が大丈夫そうじゃないです」
野口「俺！？」


とりあえず一番遠い野口に視線を移す。


バレたら終わる〜終わるぅ。主に私の人生。

パンツ替え…あるわ、なんでだ。これも小説として仕組まれてんのか。成る程。

量少ねえわよかった。それがせめてもの救い。



あと1分、耐えろA。



キーンコーン…


おっしゃあぁあああ！！！私の時代きた！
じゃねえ。スカートだよおい。


これついてるかもよ。だってドロッてしてたし。


おーぅまーぃごぉーっど……。



野口「A？どうかした？」
「！」


さっきの授業で私のことを心配したのか、野口が教室の端からこっちまで来る。

え、嘘〜ん。



「べ、別に、大したことじゃないわよ」
野口「ふーん…じゃあなんで、血の匂いするの？」
「え！？そんなに臭う！？」
野口「……生理でしょ。もー…周期くらい確認しなよねー」


ごもっともです。

野口「…どうせ動けないんだろ。ほら、運んでやるからどうしたいか言え」
「……」


なんでこいつこんな上から…まぁ、仕方ねえ…。


「……保健室、行かせて…お願い……」
野口「…素直だね。普段からそうだったら可愛いのに」
「失礼よ…」


これ巻いて、と差し出されたのは野口のカーディガン。

え、でもコレ汚れるんじゃ…。


「汚れて…いいの……？」
野口「良いよ、気にしないで」


……野口って、紳士キャラなのか…そういえば……。

危うく忘れかけるところだったよ。


「ありがと…」
野口「……良いって。巻けた？なら捕まって」
「……うん…」


野口の首に手を回し、体を持ち上げられる。

ざわめく周りの奴ら。



野口「……心配しないで、眠って良いんだよ…」


その言葉に安心して、ゆっくりと目を閉じた。

相田’s birthday 10/4→←生理ネタ #佐田の場合

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