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54話※ ページ7

先生、問題が発生しました。

届かない。


私そこまで背低いかな?166cmって低いかな?
そりゃあこんなね?高身長の奴らの中では低く見えるかもしれないけどさ、隣の女子校と比べてみて?普通じゃない?


なのになんでチビの気分を私が味わうことになってるんだ?

世の中は平等だと言われてるな?あれは嘘だ。


先生「…A?」
「…先生……」
先生「微妙に届いてないな」


こんなに黒板の上の方って高くていいの?ねぇ。

じゃあ2番解け、と野口と問題が変わる。
えー、1めんどいじゃん……と言いながらもスラスラと解く野口。そう言えば数学得意だったね。


「ちょっとごめんよ」
野口「んー」


野口の腕の下を潜って黒板に問題を書く。

多分私今野口に隠れて見えてない。


美原「なぁとっしー、Aってちっさすぎない?」
小田「まぁ僕らからしたらね」


ところでとっしーって何?と意味のなさそうな会話が聞こえる。
やっと美原起きたのか……。


先生「アレはAが小さいんじゃなくて、野口がデカイんだろ」
野口「失礼だなー、俺はどちらかと言えば痩せ型なんだけど」
佐田「いや、横幅の話じゃねぇだろ」
「デケェ奴らは黙れよ、おい」


私の台詞は見事に八つ当たりである。

ていうか数式長すぎだろ、何だこれ。


界「げにみっちゃんは馬鹿じゃの」
美原「ば、馬鹿っ!?」
小田「事実じゃん」


パッと上を向くと、余裕そうな顔で問題を解く野口。

うん、何だよおい。クソ。イケメンかよコラ。


「解けたー」
野口「えぇ、やっぱそっち解きたかったな……」
佐田「諦めろ」
「お前もデケェな」


出れねぇんだけど。
野口に至ってはワザと出口塞ぐのやめろよ。おい。


「先生!出れません!」
野口「もう少し痩せたら?」
佐田「胸だな」
「先生、しばき倒していいですか?」
先生「いいぞ」


許可が出たので思いっきり腹パンしといた。

Aの気持ちはスッキリだよ。


野口「ち、力強っ……」
佐田「女子じゃ…ねぇ……」
「もう一度私の鉄拳を食らいたいようだけど」
野口「ごめん」
佐田「すまん」


席に戻ると、お前って字綺麗なんだな!と目を輝かせる美原がいた。
いや、多分普通……。


稜くんは空を眺め始めている。

……すっごい曇り……。



「雨降るかなぁ」
美原「多分降るだろー。俺ちゃんと傘持ってきたし〜」
「傘忘れたんだけど」


まじかお前スゲェな!!と腹を抱えてわかる美原。

うっざ。

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天岸悠樹(プロフ) - 松々先輩さん» (^ω^=^ω^<ギャアアアアア)(^q^=^p^)ο(:з )~ (2018年9月7日 22時) (レス) id: 2eadb8d21d (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - 天岸悠樹さん» それな (2018年9月7日 22時) (レス) id: 32b67850c0 (このIDを非表示/違反報告)
天岸悠樹(プロフ) - 松々先輩さん» カオス (2018年9月7日 22時) (レス) id: 2eadb8d21d (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - 天岸悠樹さん» もうわからないですよ (2018年9月5日 21時) (レス) id: 32b67850c0 (このIDを非表示/違反報告)
天岸悠樹(プロフ) - 松々先輩さん» 訳のわからない方言で吹きました(笑) (2018年9月5日 19時) (レス) id: 2eadb8d21d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:松々先輩 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2018年7月11日 1時

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