３２話※ ページ35
三人で違う味のアイスを食べながら帰る。
見事に好みがバラバラだったのだ。
私はチョコ、美原はバニラ、稜くんは抹茶。
それぞれの幸せを噛み締めている。
「はぁ〜…ぁ、稜くん、奢ってくれてありがと。今度また家来なよ！何か料理振る舞うから」
界「ええんか！？嬉しい…Aの料理はぶちうまいけぇ。じゃあまた明日！」
「ばいばーい」
ニコニコと可愛い笑顔を浮かべてずっと手を振る稜くん。
あぁ、なんて可愛いんだ。
小田「あれ？A、ちゃん？と、美原君？」
美原「俺が付け足された感あるのは気のせいか？」
「気のせいじゃないと思うけど」
津田が一緒にいない。
珍しいな…いつも一緒なイメージがあるから。
小田は今帰り？と聞くと、そうだよ、と笑う。
いつもこんなだったら良いのに。
小田「そうだ、Aちゃん、今度一緒に遊ばない？文矢から水族館の券貰ったんだけど、行く人いなくて……」
「別に良いけど、行く人いないってのは嘘でしょ」
小田「嘘じゃないよ。って言うか、僕がAちゃん以外と行きたくないからさ」
そこはかとなくタラシ…呟く美原。
あからさまにタラシよりマシでしょ…。
「へぇー。今度津田にお礼言わなきゃ。良いよ、行こ？いつ？」
小田「行ってくれるの！？ありがとう！今度の日曜日、駅前に朝10時集合で良い！？」
「おっけー、10時ね」
スマホのスケジュールに日曜日、小田、10時、駅前、と書く。
これで忘れないだろう、多分。
「じゃあオシャレしなきゃね！」
小田「え」
「え？」
美原「そう言うとこだぞ」
「は？」
何？何の話？
不思議そうな顔をしているであろう私と、顔を真っ赤にしている小田くん。そして呆れ顔の美原。
美原がムカつく。
「何よ」
美原「お前は天然男タラシだな」
「なんだとコラ」
本物の女タラシに言われたくないんだけど。
あー、心外だわぁ、コイツにタラシだなんて言われる時が来るとは。
「じゃあね、小田くん」
小田「うん、今日もいい胸だったよ。明日も期待してる」
「…………」
そう言うとこだよ、小田くん。
ぎゃははは！！と笑っている美原に何も言わずに家に入った。
「あ〜……疲れたぁ……」
ドサッと玄関に鞄を置く。
すると、トントンと料理をする音が。
……？
「え？」
キッチンに顔を覗かせると、あ、と嬉しそうに声を発した人物が。
岩本「A！！」
「はっ…初！？」
なんで、私の幼馴染、兼従兄弟がココに。
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松々先輩(プロフ) - miyuiさん» ありがとうございます☺️嬉しいです！が、睡眠はしっかりとってくださいねw (2021年12月7日 0時) (
レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
miyui - 夜中、腐女子が(関係無い)布団の中で隠れながらこの小説を読む…あっ、午前2時だ明日学校どうしよう…宿題やってない…終わったああああ(つまり時間忘れるほど面白いってことです) (2021年12月6日 23時) (レス) @page20 id: 5e526ca5d2 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - らっぴょこさんさん» ひぃ……ありがとうございます！！嬉しいですー！！これからも頑張ります！ (2020年9月14日 14時) (レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - おにぎりさん» 良いですね、彼氏いらっしゃるんですね……私の元カレは美原って名前でした (2020年9月14日 14時) (レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり(プロフ) - 私の彼氏も岩本です。運命ですね (2020年9月14日 4時) (レス) id: 6f3eaef604 (このIDを非表示/違反報告)
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