29話★ ページ32
「????」
ついさっき、よっ!と言われてしまったが返す言葉が見つからない。
どちら様でしょうか?
こんにちは?
よっ?
どれにしよう。
真本「あれ?稜じゃん」
界「真ちゃん!!」
「…知り合い?」
美原「おー、やっと来たか〜」
「お前かこの野郎」
ごめんって!と逃げ回る美原を追いかけ回す私だった。
.
.
.
「……で、えっと…お名前は?」
界「わしゃ
「?」
謎の言語が次々飛び出して来るんだけど。
……何弁?
美原「コイツ、広島弁が標準だからさ、理解してやって」
「…?う、うん、広島弁……覚える…」
界「この子ええ子じゃのぉ、真ちゃん!」
真本「うん、そうだね」
……あ、わかった、これギャップ萌えってやつだ。
こんな真面目そうな眼鏡くんが方言とか萌えるもんね。実際今萌えてるよ私。
「よろしくね、界くん」
界「稜と呼んでもええよ、堅苦しいし」
「じゃあ稜くんで!」
界「真ちゃん、みっちゃん、この子持ち帰ってええか?」
美原「ダメ」
少し残念そうな稜くん。
じゃあ連絡先交換しよっか、と携帯を取り出すと、俺があんだけ苦労してゲットした連絡先をこうも簡単に…!?と驚愕している美原。
日頃の行いじゃない?
界「Aの連絡先じゃ!げに嬉しいなぁ……」
「稜くんちょっと可愛すぎない?誘拐されない?大丈夫?」
美原「大丈夫大丈夫。コイツ黒帯に一本線入ってるから」
俺の心配は?と目で訴えかける美原。
するわけねぇし、たかが5分で着く家に住んでるやつに心配なんてするか?しかも可愛げのない男子。誰も襲わねぇよ、安心しろ。
じゃあね、と真本にも挨拶をし、仲良く並んで帰る背中を見つめる。
こう見たら二人とも、背は普通に見えるんだけど、横を誰かが通って仕舞えばちょっと高すぎるよなぁ……。
美原「じゃ、俺も帰るわ。じゃあな!」
「一生来ないでね」
美原「ひでぇ」
そう言いつつ笑顔で去る美原の顔にタバスコをかけてやりたくなった。
✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚
『
・ただのイケメン
・最近まで広島に住んで、ばりばりの広島弁を喋る
・空手は初段
部活…歴史同好会(会長)
クラス…?組
「げに、Aは可愛いのぉ」
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松々先輩(プロフ) - miyuiさん» ありがとうございます☺️嬉しいです!が、睡眠はしっかりとってくださいねw (2021年12月7日 0時) (レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
miyui - 夜中、腐女子が(関係無い)布団の中で隠れながらこの小説を読む…あっ、午前2時だ明日学校どうしよう…宿題やってない…終わったああああ(つまり時間忘れるほど面白いってことです) (2021年12月6日 23時) (レス) @page20 id: 5e526ca5d2 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - らっぴょこさんさん» ひぃ……ありがとうございます!!嬉しいですー!!これからも頑張ります! (2020年9月14日 14時) (レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - おにぎりさん» 良いですね、彼氏いらっしゃるんですね……私の元カレは美原って名前でした (2020年9月14日 14時) (レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり(プロフ) - 私の彼氏も岩本です。運命ですね (2020年9月14日 4時) (レス) id: 6f3eaef604 (このIDを非表示/違反報告)
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