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〜32〜 ページ35

「しっ…死ぬッ……あー、もうダメ…三途の川渡りかけた…」
「大袈裟じゃない?」
「次あれ行こうぜ!」


おい全然私のこと気遣う素振りねーじゃん!!いやそれが六つ子だったわ。
気遣っている風のチョロ松も、おそ松が指差すジェットコースターを見ている。

ジェットコースターが売りの遊園地だと言うが流石に怖すぎるんじゃ??いや推しと一緒だから頑張れたけど。


「本当に死ぬかと…」
「A、これ飲むか?」
「か、カラ松…!」


すごい!気遣いの神!?

神様に見えてしまうカラ松。伊達に宗教松で神父やってないと思う。
慈悲しか感じない目でベンチを勧められて、あのジェットコースターにはチョロ松とおそ松だけで行ってもらうことになった。


「ふぃ〜…助かった……これ以上ジェットコースターに乗ったら吐くかと思ってたんだよね」
「はは、案外絶叫系が苦手なんだな。雄叫び上げながらハシゴするタイプかと思ってたぞ」
「カラ松の中の私のイメージが確実に乙女じゃないことだけわかった」


それでもハニーは美しいぜ!とクソ松顔で言っていたのを無視して、手渡された水を飲む。

ああ、私そこらの異世界転生者じゃないからさ。ひ弱じゃないし、かと言って異世界ですぐに寝られるほど図太くもないんだよね。


「それにしても…みんな元気でいいねぇ」
「Aは前の世界でも大人だったのか?」
「うーん…まあ、家庭教師やってたな。まあ色々してたけど立派な大人だよ」


そう言うと、じゃあ…と言ったカラ松はグッとなにかを押さえ込むか、言ってしまうか迷うような顔をする。

どうしたの?と聞くと、俺と…と続ける。



「俺と、恋仲になる…ということは、できないか?」


こんな子供じゃ対象にもならない?

そう言うカラ松の真剣な目に、何も言えなくなる。
ううん、対象内だよ。だって私は、一松が好きで。それと顔が同じで、歳も同じで、違うのは性格だけって言うカラ松が入らないわけがないでしょ?


でも…ダメだよ、私じゃ。


「……そうだね。私にとっては、あなたはまだ子供だもの」
「ッ…!!お、俺は一松と同じ歳だ…!それに、戸籍上は兄で…」


俺じゃAに釣り合わないのか、と懇願するような顔をされる。


待って、どうして知ってるの…?


「一松が…好き、だなんて」
「目を見ていればわかる。あれは恋する目だった」
「だ、ダメ…ダメなの」
「ダメ?どうして…」
「それは…さっきカラ松自身が言ってたじゃない。私はこの世界の住民じゃ…」


異物なんて、いつか排除されるの。

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松々先輩(プロフ) - 月花さん» ありがとうございます!!これからお話は急展開…できればいいな、と思います!頑張ります!! (2020年10月5日 0時) (レス) id: 884552bd5f (このIDを非表示/違反報告)
月花 - すっっごい面白いです!頑張ってください! (2020年10月4日 23時) (レス) id: 23cb55ce5b (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - Rain☆さん» ありがとうございます!!了解です!頑張りますね! (2020年5月14日 22時) (レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
Rain☆ - 一松!!もう本当に尊いです!一番の推しです!更新頑張ってください! (2020年5月14日 14時) (レス) id: 3af4d419c0 (このIDを非表示/違反報告)
なー。(プロフ) - ですねー、おそ松さんも3期期待です! (2019年12月11日 18時) (レス) id: 13b122a5bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:松々先輩 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2019年2月23日 23時

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