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〜31〜 ページ34

ディスティニーを感じられる場所がわからなかったので、とりあえず行き先は遊園地に決定。
まぁ私が遊園地で遊んでいる六つ子を見たかったっていうのもある。いや、それが9割。

そして有名なテーマパークに着いた私たちは、まずどこへ行くか話し合うことになった。

ゆっくりしたい派と暴れ回りたい派に分かれる6人。
それ自体ではその二つに分けて行動したら良いんだけど、問題は私をどちらへ勧誘するかだった。

私は別にどっちでも良いんだけど…。

ゆっくりしたい派が行きたい場所はメリーゴーランドだったり観覧車だったりするけど、暴れ回りたい派はジェットコースターなんかに乗りたいらしい。
別にどっちでも楽しめるよ、私は。六つ子見れるんだし。


「Aちゃんはこっちでゆっくりするの!ね、Aちゃん!」
「いーや、Aは俺たちとジェットコースターに乗る!Aはジェットコースターのが好きだよな!」
「わ、私は別にどっちでも…」


決め兼ねるけど…。

おそ松とトド松にグイグイ腕を引っ張られる。
まさか、夢がこんなところで実現するなんて。

推しに取りあわれたい夢叶って良かったよ。


───────…でも、まぁ…。

またいつ元の世界に引っ張られるかわからないんだけど。
だから恋愛感情なんてないですよ、ってフリをして乗り切らなきゃ。いつ戻っても良いように。


きっとみんなわからないんだよね。きっと忘れてる。
私が異世界住民だってこと。いつか帰らなきゃいけないこと。

異物は排除するって、どこの世界でもそれは確実で。この世界にとって私は異物以外の何者でもない。


「…じゃあさ、時間が来たら交代ってやり方はどう?」
「交代?」
「時間を決めておいて、それまではおそ松たちと遊ぶけど、時間になったらトド松たちと遊ぶ。集合場所は決めておこう」


そういうと、それなら…と引き下がるトド松。
うんうん。えらいね、みんな。


「じゃあまずあれ乗ろうぜ!」


そう言っておそ松が指さしたのは、ここでは一番高い、乗ったら8割吐くと言われているジェットコースターだ。

サーッと血の気が引いていく。
うわぁ…と後ろでのんびり派の引き気味の声が聞こえてきた。

ヤバイな…うん、うわ…。


手を引かれるままそれに乗り込むと、ガチャンと機械の音が聞こえ、乗り物が発進した。
ダラダラと流れ始める冷や汗。

いや、ジェットコースターなんて怖いのファースト搭乗だけだから。

そう思って少しずつ上がっていく乗り物のレバーを強く掴んだ。

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松々先輩(プロフ) - 月花さん» ありがとうございます!!これからお話は急展開…できればいいな、と思います!頑張ります!! (2020年10月5日 0時) (レス) id: 884552bd5f (このIDを非表示/違反報告)
月花 - すっっごい面白いです!頑張ってください! (2020年10月4日 23時) (レス) id: 23cb55ce5b (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - Rain☆さん» ありがとうございます!!了解です!頑張りますね! (2020年5月14日 22時) (レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
Rain☆ - 一松!!もう本当に尊いです!一番の推しです!更新頑張ってください! (2020年5月14日 14時) (レス) id: 3af4d419c0 (このIDを非表示/違反報告)
なー。(プロフ) - ですねー、おそ松さんも3期期待です! (2019年12月11日 18時) (レス) id: 13b122a5bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:松々先輩 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2019年2月23日 23時

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