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『もし本当に一松みたいな人がいたら、好きになる可能性あるの?』


いろんな人にそんな質問をされたけど、決まって答えは『NO』だった。
まさか、根暗ニートは好きになれない。

そう、本気で思ってたんだけどなぁ……。


「おかしいな、私…好きになる予定じゃなかったんだけど」


そう言うと、トド松はしばらく黙った後それで?と切り出した。


「Aちゃんは僕に何をして欲しいの?」
「ふふ、まさか。トド松…と言うよりは、みんなに期待はしてないよ。言ったでしょ?私、あなたたちのこと、本当によく知ってるの」


どうせ兄弟の恋が成就するかも、ってなったら邪魔するんでしょ?
六つ子だもん、当たり前。そう言うところも好きだし。


「よくわかってるじゃん」
「そーでしょ」


そう言って笑い合いながら家路に着く。
いくら考えても帰る方法はわからない。どうしてここへ来たのかもわからないし。

それにこの世界…私が知ってる《おそ松さん》の世界じゃないから、次の展開も読めないし。

まるで第二の人生を与えられたみたい。


「そうだ、今度学校で文化祭があるんだよね!もし良かったら来てくれないかな…」
「ん?いーよ、いつ?」
「二週間後だよ。僕、友達にAちゃんのこと自慢したいんだ!」
「自慢?」


私のこと自慢するの?と聞くと、そうだよ!と笑顔が返ってきた。
私に自慢できるところなんてあるかな…。


「ま、とりあえず行ってみるね!楽しみにしてる」
「おそ松兄さん見ものだよ〜。女装するんだって」
「ふふ、結構想像できるかも」


どこでもおそ松は女装の被害に遭ってるなぁ。

そして、二週間後。


「ここが…みんなの通う学校」


すごい、思ってたより綺麗…。

賑わう学校内に足を踏み入れれば、そう言えば私も文化祭でミスコンなんかに出たりしたなぁ、と学生時代の思い出が鮮やかに蘇る。
友達に応募されたんだっけ…あの時はミスコン出場者に何故か私の写真があってビックリしたなぁ。

明らか盗撮だったのに、それで応募できるあの生徒会やっぱり適当だったな。


「あ、Aちゃんだ〜!」
「十四松!朝ぶりだね。案内してくれない?」
「いいよ〜!」


うわ可愛い…。

ニコッと笑った十四松は、私の手を引いて校内を案内してくれた。
ハロウィンが近いからか、いろんな仮装をしている人がいて楽しい不思議な空間が出来上がっていた。


「確か十四松は一松と同じクラスだったよね?」
「そーだよ!!あ、一松にーさん見にいこ!!」


一松に会いに行くと聞いて、何故か緊張する。
毎日家で会ってるのにね。

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松々先輩(プロフ) - 月花さん» ありがとうございます!!これからお話は急展開…できればいいな、と思います!頑張ります!! (2020年10月5日 0時) (レス) id: 884552bd5f (このIDを非表示/違反報告)
月花 - すっっごい面白いです!頑張ってください! (2020年10月4日 23時) (レス) id: 23cb55ce5b (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - Rain☆さん» ありがとうございます!!了解です!頑張りますね! (2020年5月14日 22時) (レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
Rain☆ - 一松!!もう本当に尊いです!一番の推しです!更新頑張ってください! (2020年5月14日 14時) (レス) id: 3af4d419c0 (このIDを非表示/違反報告)
なー。(プロフ) - ですねー、おそ松さんも3期期待です! (2019年12月11日 18時) (レス) id: 13b122a5bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:松々先輩 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2019年2月23日 23時

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