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「て、テストどうだった……?」
なんだか気難しそうな顔をして帰ってきた六人に話しかける。
まさか、上手くいかなかったとか……?もしかして凡ミスが多かったのかな……?
昨日まではまだ明日もテストだからそんな顔してるのかと思ってたけど、最終日もこんな顔してるし…もしかしたらまた別の理由があるのかも……?
私の力不足だろうか。だとしたら死んで詫びよう。
「……Aすげーよ!」
「……うん?」
と思ってたら、突然肩を掴まれて凄いと言われてしまった。
推しに言われた、マジか私死んでもおかしくないよ、よく耐えた。
「どうかした?」
「Aが重点的に教えてくれたところがテストに出たの!僕たち全員だよ!」
「もしかしてトリップ前先生やってた?テストの問題作ってたり……」
まぁ家庭教師はやってましたが。
でも良かった、悪くはなかったみたい。
「じゃあ自己採点ね!厳し目につけないと、後で消沈することになるのは自分よー」
そう言って始めたけど、みんな苦手だと言っていた教科で六十点を越して来る。ねぇほんとにそれ苦手だった?
まぁ……私の、教え方が上手いってのも、ないことはない…かな?
自画自賛してごめんね、私そう言う人間なのよ。
「すごいよみんな!苦手なのによく頑張ったよ!」
「ねぇねぇAちゃん!」
「なに?」
「僕がこの中で苦手教科の点数一番高かったから、今日は僕と一緒に寝よ?」
お、おぉう……目の前に奇跡のルックスキューティーフェアリーのお顔が……つ、つら。
いいよ、とか細い声でうなずいた私の手を取って喜ぶ。
うんかわいい。弟欲しかったな。
「トド松ずりぃー」
「あそこで漢字さえミスらなければっ……!!」
……でもこれ、いい方法かも。
私は松と寝れてラッキーだし、みんなは凡ミスも減るし点数も上がる……今度から合計点の一番高い人、にしよっかな。
そんなことを考えていると、じゃあご飯だね!とみんなゾロゾロ外に出る準備をし始めた。
あ、あれ?松代さんの夕飯は……。
「あれ?言ってなかったっけ?今日母さん出掛けるから、みんなで外食だよ!」
「どこ行くー?」
「チビ太は?」
「いいねー」
……ん!?
もしかしてチビ太に会える感じ?
だとしたらウェルカム!!チビ太のおでん食べたいよ!
それに私は大人だから!(身分証はないけど)お酒飲めるから!
「おでん!?食べたいよ!」
「俺はねー、こんにゃくがオススメー」
「えー、はんぺんも美味しいよー」
「卵でしょ」
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松々先輩(プロフ) - 月花さん» ありがとうございます!!これからお話は急展開…できればいいな、と思います!頑張ります!! (2020年10月5日 0時) (レス) id: 884552bd5f (このIDを非表示/違反報告)
月花 - すっっごい面白いです!頑張ってください! (2020年10月4日 23時) (レス) id: 23cb55ce5b (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - Rain☆さん» ありがとうございます!!了解です!頑張りますね! (2020年5月14日 22時) (レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
Rain☆ - 一松!!もう本当に尊いです!一番の推しです!更新頑張ってください! (2020年5月14日 14時) (レス) id: 3af4d419c0 (このIDを非表示/違反報告)
なー。(プロフ) - ですねー、おそ松さんも3期期待です! (2019年12月11日 18時) (レス) id: 13b122a5bb (このIDを非表示/違反報告)
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