〃 ページ19
「ほっ！！」
運動神経馬鹿良い私をナメないでいただきたい。
バク宙くらい容易いのだ。
そして、そのままボールを蹴ることも。キャプ〇ン翼みたいに。
「それで、このゴールについて何か噂はご存知ですか」
「…て！！それよりなに今の！？」
「スカート短いの自覚してくれ！」
「あ、見えてましたか。申し訳ないです」
「いや、ギリギリ見えなかったけど…」
だったら長くしてくれ、と言われ、口を尖らせる。
長かったら動きにくいことこの上ないのだ。
それに破れて逆に艶めかしくなるし…。
「そんなことよりジンクスですよ」
「ジンクス？」
「えぇ。ここの場合は『校舎側のゴールへ入れようとすると必ず入らない』とでもいうようなものですね。あ、はじめまして」
何かしていたからか、集まってくるサッカー部の人たち。
練習していたのに申し訳ない。さっさと解決しようじゃないか。
でも……ジンクスって、なにが原因？
原因がわからないと、消滅させることも難しい。
「これ以外に何か噂ってないんですか？例えば、エースが死んだ、とか」
「…死んだとかいう噂は聞いたことないけどなぁ…あ、でも、絶対こっちのゴールを決められない将家って人がいたらしいよ。卒業生だけど。サッカーが来た頃の」
「そうですか…少し調べてみれば何かわかるかもしれませんね。行きますよ、カラ松」
カラ松の腕をひいて、慎ちゃんのところへ向かう。
卒業生の写真や情報などを見られるのは、先生がついているときだけなのだ。
こういう時に慎ちゃんが先生で良かった、と思う。
「慎ちゃん！仕事です」
「うわ…最悪……」
「酷いですね……ほら良いから椅子から立ち上がってこっちへ来てください」
そう言うと、めんどくさそうに立ち上がった慎ちゃんはのろのろと歩いてくる。
慎ちゃんの腕をひいて早足で歩くものの、カラ松と慎ちゃんは普通に歩いているために勝手にイラついた。
んだよ、と不機嫌そうに言う慎ちゃん。
「今から先生という立場をフル活用しますよ」
「職権濫用だけはしねぇからな」
「そんな犯罪めいたことしません。卒業生の中に、将家、という方を探すだけで良いんです」
また面倒ごと持ってきたな、と頷いた慎ちゃんは、仕方ねえなぁ、とでも言うようにため息をついた。
そして今は、資料室の中にいる。
ここは昔、教室として使われていたらしい。今も名残がある。
ガサガサとそこらへんの資料を集める。
カラ松は古川さんに関係ありそうなものを探す役目だ。
こういうの一番苦手なんだけど。
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松々先輩(プロフ) - 松野美海さん» 自我失礼します……私の推しはもっぱら一松です……あの卑屈感がたまらないです最高です (2022年9月30日 0時) (
レス) id: 0b2f636a57 (このIDを非表示/違反報告)
松野美海 - 凄く面白いです！最初から読んでたら時間が…！つい夢中になってました！更新頑張って下さい！待ってます！ちなみに松々先輩さんはなに松推しなんですか？私はチョロ兄です☆((( (2022年9月30日 0時) (レス) @page28 id: b94de068e4 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - kuuさん» 一「ほんとに、ムカつくよね……一定数いるよ、あーゆうクズ…あ、僕もそれなりにクズだけど。フヒヒ……応援ありがと、励みにしてこれからも頑張るね…」 (2022年1月27日 3時) (レス) id: 0b2f636a57 (このIDを非表示/違反報告)
kuu - 子犬の話し本気で泣きました！なんかすごく話しなんですけど腹たちました！こんクソ野郎！すごく怪奇百鬼夜行の話大好きです^ - ^応援してます (2022年1月26日 8時) (レス) @page23 id: 1c1723a482 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - 月花さん» チ「あぁ、そうだね、ありがとう。もう4作目になるんだね。これからもよろしくね」夢「えっ、それで終わりですか？もっとあるでしょう！！えーっと、この作品を読んでくれてありがとうございます！是非次回のお話も楽しみにしてください！ありがとうございました」 (2020年10月5日 0時) (レス) id: 884552bd5f (このIDを非表示/違反報告)
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