色気なんていらねぇんだよ

七つ目 ページ7

六つ子の全員に放課後松野家にちゃんといるように伝え、席に着く
それからの授業は暇でしかなかった(授業中何回居眠りで注意されたことか)

「放課後〜！東堂、帰ろ！」
東堂「おう、先行っててくれ。俺はこいつ引きずってくから」
原田「離せ！！俺は犬は大っ嫌いなんだ！！」
「た、大変ね……来てくれるんじゃないの？」
東堂「だってよ原田」
原田「…………」


Aの笑顔にはなんでか弱いんだよなぁ…と嫌々ながらも付いて来た原田
それは私が可愛いからよ、と冗談を言い、松野家の鍵を取り出す


「ただいま！」
お「ただいまー」
カ「帰ったか、brother、A」
原田「え、カラ松。俺ら無視？」


気にせずにー、と原田の腕を引っ張って引きずっていく


居間に入ると、庭で楽しそうに笑う犬が見えた(犬が笑ってるように見えるのは私だけじゃないはず)


「楽しそうね」
一「猫って聞いてたんだけど……」
「猫より少し大きいだけよ」


全然違うし、とボソッと呟いた一松の隣に座る
いじけてんなー

一「…Aがもっと近くなったら機嫌治る…かも」
「え、ぇえ…」


何それ困るぅ
まぁ良いわ、ともっと近くによると、満足そうに微笑んだ
天使すぎる

「んんん可愛い…」
原田「A助けてえぇえぇええぇえ！！！」
「自分でがんばんなさい」
東堂「だってさ原田」


可愛くないイケメン高校生は興味ないんだよね
だってただのイケメンだから

ぽりぽりとポッキーを食べながら犬と戦う原田を見守る
頑張れー(適当)

「ていうか何のために集まったんだっけ」
一「A覚え悪すぎ……里親探すためでしょ…」

あー、そっかぁ

「んなら原田でよくない？」
原田「なんっで俺なんだよ！！襲うぞコラ！」
「そんなことしたらおそ松にぶん殴られるよ」

テメェらの年の奴が言うとシャレになんねぇ

「お願い原田。今度デート行ったげるし」
原田「お前とのデート…貢がされそう……怖いんだけど」
「おいこら。私とのデート一部のやつの中ではプレミアもんだぞ」

んだとコラ、と言う原田に飛び蹴りを食らわす

原田「ってぇ……ちょ、おまっ、そこどけよ！」
「なに焦ってんのよ」


原田にまたがって胸ぐらを掴んでいるなう

原田「色々と危ない！！俺が危ない！！いや、お前も危ないけど！」
「どう言うこっちゃ」
東堂「あの、A……それは俺でも無理……」
「？」

なにが？←


原田「ほんとAのそういうとこ嫌い……」
「なんだって？」
東堂「普段下ネタ普通に話してんのにな…男に優しくしようぜ…」
「下ネタ話す女子の方が可愛いやつ多いんだぜベイベー」

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