二十つ目 ページ20
聖「Aさんの、そうやって人をすぐに安心させるところも好きです」
「あ、あらやだぁ…私年下にまで影響しちゃってるぅ…」
ダメですか…？と小動物のような顔で聞かれる
か、可愛い顔してんな……
「ダメ…っていうか………お友達から始めませんか…？」
「おぉっと！初めてAさんが言葉を濁したー！もしかするともしかするんじゃ！？」
「どうもしないわよ！」
聖「じゃああの……ちゃんと言いたいんで、９時に家行きますね」
はい、とか細く呟くと、めちゃくちゃ優しい目で微笑まれてしまった
９時……かぁ…
そのあといろんな人(例えば、バスケ部主将とか、バレー部セッターとか、野球部エースとか)に告白され、断った私だった
あぁ、明日にはミスコンかー
可愛い子に投票入れるのは当たり前として、あと一票どうしようかな
季節は秋
もうすぐ寒い季節がやってくるんだなー
……よし、クリスマスお正月……そしてバレンタインをぶっ壊そう
姫始めなんかさせてやるかよ
そう意気込んで、私は鞄を手に取った
「はぁあ…もう今年も９月だよ…何でこう時が経つのは早いのかな…あぁ…今年もやってくるんだよ、あの季節……言わずと知れたクリスマス…お正月…バレンタイン……冬は恋人の季節なのか…？」
ト「長ったらしい台詞言うのやめてくんない？不快」
「私そこまで声汚いかな？」
ト「声の話じゃないし」
そうなのー？と、隣で自分の顔を見てカッコつけてるカラ松に訊く
？を浮かべたカラ松は、俺はどんなhoneyでも好きだぞ？と言った
ちっげぇ……そう言うことを訊いてるんじゃない……(可愛いから許すけど)
ピーンポーン
「ん？今何時？」
お「９時」
十「Aちゃん彼氏ー？」
チ「そんなわけないでしょ、十四松」
「失礼なやつ……はぁい」
適当にそこらへんに落ちてたカーディガンを羽織って玄関に
冷え性なんだよ悪ぃか
引き戸を開けると、そこには聖くんが
「聖くん！？」
一「聖……？あぁ、あの物好きね…」
「ちょっと一松？」
私のこと好き＝物好き、ってことなら今まで告ってきた男子どうなんのよ
聖「あ、あのっ！」
「声大きいな…」
聖「すみません…」
さっきので六人出てきちゃったじゃん
のぞいてるよ二階から
聖「本当に好きなんです。我慢できないんです。ダメですか…」
「我慢……？ん？」
聖「Aさんは美人だし、頭もいいし…運動もできて、優しいんです」
「…そりゃどうも」
聖「スタイルもいいし、下ネタ普通に話せるところとか好きです」
「…褒められたものなのか、それは」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 212人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
松々先輩(プロフ) - 青壁さん» ありがとうございます！！これからも続くと思うので頑張ります！ (2020年8月10日 21時) (
レス) id: 0b2f636a57 (このIDを非表示/違反報告)
青壁 - このシリーズ好きです！ホントに神作 (2020年8月10日 21時) (レス) id: 6ba06cd79c (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - 若奈さん» 三期ですね！ありがとうございます！！これからまた人気も出てきていろんな方に見てもらうことになると思うので、頑張ります！ (2020年7月13日 17時) (レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
若奈 - 久しぶりです！三期が決まったので戻ってきました！！やっぱり神作ですね♪♪更新ファイトです ^∀^ (2020年7月12日 20時) (レス) id: 7becdfabf5 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - ひなさん» 読み直すだなんて嬉しいです！ありがとうございます！！ (2019年9月23日 19時) (レス) id: 0b2f636a57 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
