小西’s birthday 6/4 ページ21
くぅ……遅れグセを直したいです……。
切腹します……！！！
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
side小西
小西「今日なんの日だと思う？」
花喰「……えーっと…なんの日だろ」
悠長に三つ目のパンを食べている花喰に突然話しかける。
パンを口に運ぶ手を止め、しばらく空を見つめていると思えば、あ、と声を上げた。
小西「！なんだ？」
花喰「俺の隣のスーパーで卵一パック２円セールがある！」
小西「知らねーよ」
俺は無口だ、無口だ、と言われるが、花喰と一緒にいるときは割と話していると思う。
それよりさぁ、と話を変えようとする花喰。
俺の誕生日よりすごい話ってなんだよコラ。
花喰「なんか昨日、あの子が家庭科室に向かって歩いて行ったの見たわ」
小西「……あの子？」
花喰「マネ」
あー、あの……顔面偏差値のエグいくらい高い子ね。
整いすぎて逆に怖いくらいの顔を思い浮かべて、頷く。
あの子の話だったら全然、俺の誕生日より大事だわ。
ところで、なんで家庭科室になんか？
小西「それいつの話だ？」
花喰「あぁ…放課後。昨日部活なかっただろ？」
俺たまたま生物室に用があってさ、と言った後、ずっと手に持っていたメロンパンを頬張った。
そっかそっか。
生物室に行くためには、家庭科室の前を通る必要がある。
花喰「あ、そう言えば今日って……」
「小西先輩いらっしゃいますか？」
小西「え、俺？」
男ばかりの男子校では考えられないくらい透き通った綺麗な声が耳に届いた。
反射的に振り返ると、キラキラしたオーラを纏っているAちゃんが。
いつも通り神がかってるな……。
小西「どうかしたの？」
花喰「Aちゃん！！なんかあったのかー？」
小西「お前呼ばれてねえだろ」
ひっついてくる花喰を押さえ込んでAちゃんを見ると、この先輩こんな話すんだー、という顔をこちらに向けている。
……うん、俺、そんなに話さないかな？
「あ、そうだ！小西先輩、今日誕生日って聞いたので……」
小西「え」
なんで？
花喰さえ忘れてるのに、どうしてAちゃんが覚えてるの？
そう困惑していると、Aちゃんはポケットから可愛い包みを取り出した。
なんだ、これ？
「これ、お口に合うかわからないんですけど…クッキー作ってみたんです」
小西「クッキー？」
「はい。いろんな味、作ってみました」
そう言って、顔に似合わずニカッと笑ったAちゃんの眩しい笑顔を脳裏に焼き付けた。
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松々先輩(プロフ) - らっぴょこさんさん» 小田：なんでなんだろ、、はっ！もしかして僕がいるせい…！？あわわわ…！！き、君は高評価推してくれたの！？ありがと、ほんとにありがとう〜！！ (2020年8月2日 12時) (
レス) id: 0b2f636a57 (このIDを非表示/違反報告)
らっぴょこさん(プロフ) - 確かに低評価嫌ですね､､、神作品なのに､､、ちなみに私は高評価押しましたよ(*^▽^*) (2020年8月2日 11時) (レス) id: c590781f3e (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - Yucca!!!さん» 美原：だよねぇー。俺たちこんなに頑張ってるのにさー！でも君が応援してくれれば百人力だわ！あんがと！これからもよろしくな！！ (2019年8月1日 21時) (レス) id: 87a69031e6 (このIDを非表示/違反報告)
Yucca!!! - 本当、なんか意味もない低評価多いですよね…。なぜこんなに面白いのに…。もしや組織票か！？…なにはともあれ、頑張ってください！！！ (2019年8月1日 12時) (レス) id: 718b4536e0 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - あさん» 確かフォントは大丈夫だったと思います。あと背景は今気づきました、ご指摘ありがとうございます。 (2019年4月21日 20時) (レス) id: 87a69031e6 (このIDを非表示/違反報告)
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