雨宿り※怖い話 ページ2
side野口
野口「う〜わ〜…降っちゃったな……」
下校中のことだった。
ゆっくりと歩いていると、俺の頬にポタリと何かが落ちてきた。
雨か……？
見上げると、瞬く間にバケツをひっくり返したような雨が降ってきた。
うわ、やば！！傘なんて持ってないよ！
焦った俺は、近くの錆びれたタバコ屋のテントの下に入り込んだ。
少し低いかな、と思ったけど、まぁそんなに長い間ここにいることもないだろう、と思って空を見上げながら待った。
ふと、横を見てみると、そこには制服を濡らしている女の子が。
さっきまで、いたかなぁ…。
記憶の中では、俺が雨宿りしようとした時にはまだこの屋根の下にはいなかったと思うけど…。
おかしいな、と思いつつも、凝視してしまったし悪いと思って、話しかけてみた。
野口「雨、凄いですね……急に降ってきたもんですから、俺傘持ってなくて…」
「……そうなんですか」
あ、話すんだ。
失礼かもしれないけど、そう思った。
だって雰囲気的に、話しかけてもこっち向かなかったし。
静かな子なのかな？と思ってたから意外。
そう思いながら見つめていてすぐだと思う。
「寒くないんですか？」
野口「えっ」
そう言って、女の子は顔を上げた。
その顔はとても整っていて、本当にこの世のものか疑うもの。
吸い込まれそうな瞳は僕を真っ直ぐ見据えて、赤いふっくらとした唇は言葉を紡ぐ。
目を奪われるとは、この事だ。
野口「え、ま、まぁ…うん、この天気だけど、夏だしね」
当たり前じゃないか？
おかしな事を聞く子だな、と思った。
雨が降っていてびしょ濡れだとはいえ、今は猛暑が続く夏。
それなのに、寒くないんですか？なんて……。
そう思って、また女の子を見た。
その瞬間。
野口「ッ……ひ…」
気づいてしまったんだ。
女の子の
黒い長袖のセーラー服に、黒タイツ。
夏にはありえない格好。
女の子の吐く息は、白く天に昇る。
な、んで……。
野口「ッ…うわあぁあぁあ！！！！」
脇目も振らずに走り出した。
全身に雨粒が容赦なく叩きつけられる。ズボンに跳ねる泥水も。それも気にせずに走り続けた。
そして、思い出した大事件。
昔、冬の雨の日にAと言う女子高生が事故で亡くなった。大きなダンプカーにはねられて。
体はとても冷たかったと言う。
あの女の子って…。
「逃げるなんて、酷いじゃない」
野口「！？」
前を見ると、そこには────……。
グシャ
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松々先輩(プロフ) - らっぴょこさんさん» 小田：なんでなんだろ、、はっ！もしかして僕がいるせい…！？あわわわ…！！き、君は高評価推してくれたの！？ありがと、ほんとにありがとう〜！！ (2020年8月2日 12時) (
レス) id: 0b2f636a57 (このIDを非表示/違反報告)
らっぴょこさん(プロフ) - 確かに低評価嫌ですね､､、神作品なのに､､、ちなみに私は高評価押しましたよ(*^▽^*) (2020年8月2日 11時) (レス) id: c590781f3e (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - Yucca!!!さん» 美原：だよねぇー。俺たちこんなに頑張ってるのにさー！でも君が応援してくれれば百人力だわ！あんがと！これからもよろしくな！！ (2019年8月1日 21時) (レス) id: 87a69031e6 (このIDを非表示/違反報告)
Yucca!!! - 本当、なんか意味もない低評価多いですよね…。なぜこんなに面白いのに…。もしや組織票か！？…なにはともあれ、頑張ってください！！！ (2019年8月1日 12時) (レス) id: 718b4536e0 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - あさん» 確かフォントは大丈夫だったと思います。あと背景は今気づきました、ご指摘ありがとうございます。 (2019年4月21日 20時) (レス) id: 87a69031e6 (このIDを非表示/違反報告)
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