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深夜。家族全員が寝静まり、起きているのはAと俺だけ。
Aの寝る部屋に行けば、何やら色々用意をしている。


「それ、何してんの」
「結界張ってるんです!悪魔ですし、私ごときの力で対抗出来るかどうかわかりませんが、無いよりはマシですから」


一松に死なれると困るんで、とあっけらかんと死ぬ、というワードを使うA。
たまに、Aと俺達とは住んでる世界が違うのかもしれないと思う時がある。


Aが住んでいる世界は、『死ぬ』と言うものが当たり前に行われていて、俺達とは『死』の概念が明らかに違う。


そう思えば、少し……寂しいな、なんて。


「もう少しで…12時間経ちますね…」


時って進むの速〜い、と言うAの言葉がシャレにならなくて。
本当に遠くに行ってしまうような気がして。


prrrr…


「っ!」
「あっ…」


15分後、知らない番号からの電話。
トド松には携帯を借りている。(除霊すると言う名の借用だ)


「はい、もしもし…」
『今、タバコ屋の前にいるよ』
「そうですか…」


そう言って電話を切る。
凝似しているのは、メリーさんの電話。場所とか伝えてくるあたり、凄く似てる。


「私がさとるくんに質問しても良いですか?」
「あぁ…良いけど……何質問するの?」
「秘密です」


また電話が掛かってきて、魚屋の前にいるらしい。
トト子ちゃん危ないな…。


まぁ俺達以外に危害を加えることは無いだろうから、安心なんだけどね。


prrrr…

「はい、もしもし」
『今、家の前にいるよ』
「もう来たんですか〜…お茶用意して無いなぁ…」


ガチャ…と鍵が開く音が聞こえ、ギシ…ギシ…と誰かが階段を登る音も聞こえる。

俺の息が荒い。
Aは、ジッと息を潜めた。


ギシ…ギシ…ギシ…ギシ…

スッ


襖が…開いた……。



「君の、後ろにいるよ」


ひっ…と小さく声を漏らしてしまう。


「……質問です」


スゥッと息を大きく吸ったAは、小さく落ち着いて、落ち着いて…何も怖いことなんてない。と呟いていた。

……何質問しようって顔してるけど…?



「一松の、好きな人は誰ですか?」
「えっ……」
「松野一松の、好きな人は_____」



思わずAの顔を見る。
ごめん、これくらいしか思い浮かばなかった……と言う顔をしていた。



さとるくんが消えた後、Aは床に崩れ落ちる。


「失敗した……マジ失敗した…春休み明けのテストの答え教えて貰えば良かった…」
「え、A…俺の好きな人聞いてなかったの?」
「…聞き逃しました。なんて事をっ…」


俺はホッと安堵した。

参:「赤マント」 チョロ→←〃



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松々先輩(プロフ) - 兎羽さん» ト「もしかすると、もしかするかもね〜!とにかくすっごい強いんだよ!って言ってた」 (2020年3月13日 16時) (レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - 月花さん» 一「へぇ〜…ハムスター、残念だったね。更新頑張るって言ってるから、今度もよろしく。それじゃ、」 (2020年3月13日 16時) (レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
兎羽(プロフ) - 松野家にいる守護霊ってもしかして赤塚s (2020年3月13日 15時) (レス) id: 03c9ebeac8 (このIDを非表示/違反報告)
月花 - 今さっきのコメ間違いがひどくてすみません、私は松がのところは一松がです、スキッテ=イウカは=なくして読んでください。カタコのところはカタコト笑です。ガチで誤字ばっかですみません!いつも応援してます! (2020年3月12日 18時) (レス) id: 23cb55ce5b (このIDを非表示/違反報告)
月花 - 私のハムスターも3匹死んでしまったのでその霊に一度は会ってみたいと思ってしまう自分がいる… 更新頑張ってください。 私は松がスキッテ=イウカナントイウカ…… (カタコ読みずらかったらすみません。(言うのが恥ずかしい//) とにかく!更新頑張ってください (2020年3月12日 18時) (レス) id: 23cb55ce5b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:松々先輩 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2018年3月27日 18時

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