玖:「七不思議三『夜の放送室の怪』」 貴&おそ ページ21
Aside
「A〜!」
「なんですか、おそ松」
放課後、帰ろうとしていると隣のクラスのおそ松が私の教室に来た。
今日は補習だったのだ。
まだいたんだ、と言って教室に入ってくるおそ松。
今帰ろうとしてました、と言えば、良い話があるんだよねー、とニヤッと笑う。
「?」
「ちょっと耳貸せ」
肩に腕を回され、私の命は大丈夫か、女子に狙われていないか、と辺りを見渡してからおそ松の話に耳を傾ける。
「七不思議の、三番目。夜の放送室、試そうぜ」
「!おそ松から誘ってくるなんて、珍しい事もありますね」
「友達が言っててさー」
気になったから、と笑ったおそ松。
つまり私は魔除けってこと……。
じゃあ残ろうぜ、と腕を引くおそ松にどこに行くんですか?と聞けば、時間潰し〜、と呑気に答える。
まぁ時間は余るほどあるし、どこで時間を潰すのか知らないが付いて行こう。
「…おそ松、ココって……」
「そ、俺の秘密基地ー」
「そんな良いもんじゃないでしょう……」
旧校舎裏って……ジメジメしてるし…。
はぁ……と溜め息を吐き、仕方なくおそ松に付いて行く。
「ココすっごい霊気感じるんですけど」
「俺わっかんねーわ」
そりゃあ、祓うのだけチートだしね。
おそ松の周りだけ空気が洗練されている。
ところでココで何をする気なんだ。
「昼寝しよー」
「え?」
「Aは寝ないの?」
「寝れませんよ!?なんで地べたで寝るんですか!!」
「そう言えばAって実はお嬢様キャラだっけ」
「キャラじゃありません!!事実です!」
メタ発言は禁止!
じゃあ俺にもたれて良いからさ、と言って隣をポンポンと叩くおそ松。
ちょっと迷ってから座ると、いい子いい子、と頭を撫でられる。
嫌いじゃない。
「……この森って、行方不明者多数いるんですよね……」
「あー、らしいな」
「禍々しいですよ、ココ」
なんでこんなところに長時間いれるのか。
私なら気分が悪くなる。
……しかし、私も人のことを言えないチートキャラ。
私に触れただけで低級霊は破裂して浄化される。昔お祖母様が何かしたらしいが、覚えていない。
「今から私は頼まれていた除霊を行うので邪魔しないでくださいね?」
「コレー?」
「私の話聞いてましたか?」
友達に頼まれたのだ。
その物を平気で触るおそ松の気が知れない。
……あれ?
「……浄化、されましたね。流石チート」
「へへっ、やっぱお兄ちゃん天才〜」
「いや、これに関しては生まれつきの能力です」
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松々先輩(プロフ) - 兎羽さん» ト「もしかすると、もしかするかもね〜!とにかくすっごい強いんだよ!って言ってた」 (2020年3月13日 16時) (レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - 月花さん» 一「へぇ〜…ハムスター、残念だったね。更新頑張るって言ってるから、今度もよろしく。それじゃ、」 (2020年3月13日 16時) (レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
兎羽(プロフ) - 松野家にいる守護霊ってもしかして赤塚s (2020年3月13日 15時) (レス) id: 03c9ebeac8 (このIDを非表示/違反報告)
月花 - 今さっきのコメ間違いがひどくてすみません、私は松がのところは一松がです、スキッテ=イウカは=なくして読んでください。カタコのところはカタコト笑です。ガチで誤字ばっかですみません!いつも応援してます! (2020年3月12日 18時) (レス) id: 23cb55ce5b (このIDを非表示/違反報告)
月花 - 私のハムスターも3匹死んでしまったのでその霊に一度は会ってみたいと思ってしまう自分がいる… 更新頑張ってください。 私は松がスキッテ=イウカナントイウカ…… (カタコ読みずらかったらすみません。(言うのが恥ずかしい//) とにかく!更新頑張ってください (2020年3月12日 18時) (レス) id: 23cb55ce5b (このIDを非表示/違反報告)
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