番外編２【文化祭告白タイム】 ページ50
ん？
なぜ私はカラ松と舞台上にいる？
なぜ注目を浴びている？
こんな注目浴びたの超久しぶりー。(遠目)
演劇部以来かなー…なんて遠い頭で考えていると、スッと腕を取られる。
手を握っていたのは司会進行の宮田くん。
私たちに次いでこの場で告白して成功したビッグカップルの一人……ここの教師である。
そして私の後輩だ。
「みみみ、宮田！？……せんせ？」
「今先生宮田先生のこと呼び捨てしたー」
生徒からそう声が上がり、見逃して！と顔の前で手を合わせる。
それにしてもどういうことだ。これは。
「えーっと、みなさん！今から先生たち学生に戻って良いですかー？」
「ちょっ…宮田！？あっ」
「良いじゃないかA」
良いですよー！とか色々と肯定の声が上がったところで、宮田が私たち二人を見つめた。
「じゃあ、先輩方。自己紹介を」
うわー、一緒だ……。
何年か前と同じだわ、すげぇ……。
その忠実再現に口を開けたままにしていると、カラ松がマイクを取った。
「松野家次男、松野カラ松だ。演劇部所属。エースとして活躍してる」
「おい待てこの野郎！エースは私だ！……ぁ…」
さっきから口からポロリを繰り返している気がする。
「Aとは腐れ縁、この馬鹿女に付き合ってられるのは俺くらいだと思っている」
「誰が馬鹿ですって！？英単語覚えられなかったやつに言われたかねぇんだよ！」
「うるさい。叫ぶことしか頭にないのか？鳥頭もいい加減にしろ。お前だって和語を覚えられなかっただろう」
「うっ…」
生徒の前でなに言ってくれてんだ！威厳が！私の威厳が！
生徒を見るとみんな笑っている。威厳なんて消えたよ……。綺麗さっぱりだよ……。
「AAです！この馬鹿と残念ながら腐れ縁！演劇部エースです！」
「質問です！！もしかして…もしかしなくても、あの……？」
「…あぁ、まだあるんじゃないかな？校長室と演劇部部室にさ。私らの最後の劇…自分で言うのもなんだけど、あれ伝説だからよろしく〜」
あっはっは、と笑って見せると、カラ松がマイクを取り上げた。
「なに言ってるんだA？お前昔から変わってないな」
「あん？テメェ○すぞ？ほんと嫌い！」
「……俺は好きだ」
「っ……は？」
不意打ちの好きいただきましたー！
「青いカーネーションか…いいだろう。俺はお前にサンカヨウを。お前に何度目かのプレゼントだ。俺の苗字をやる。喜べ」
「喜べるかよ！仕方ないから貰ってあげる！」
ドッと拍手が上がった。これも久しぶりだなぁ。
なんて、ふ、と笑みを漏らした。
終わり
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松々先輩(プロフ) - 進撃のカラ松さん» いえいえ〜！こちらこそありがとうございます！あと1話、番外編がありますので、それまで気長にお待ちいただければ嬉しいです！ (2019年3月1日 7時) (
レス) id: 87a69031e6 (このIDを非表示/違反報告)
進撃のカラ松 - ありがとうございましたぁぁぁぁあ！！良かったです！！ (2019年2月28日 22時) (レス) id: 2a91d83e29 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - るんこさん» いえいえ！！こちらこそ、読んでくださりありがとうございます！番外編もありますので、あと二話、よろしくお願いします (2019年2月9日 22時) (レス) id: 3db3ef1937 (このIDを非表示/違反報告)
るんこ(プロフ) - 完結お疲れ様でした！このなんとも言えない距離感がすごい好きで、しかも最後の方とか発狂しそうでした笑笑とても面白かったです！素敵な作品をありがとうございました！ (2019年2月9日 20時) (レス) id: 01dc95890b (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - よつ葉@原色松推し(´ `*)さん» ありがとうございます！！私もカラ松大好きです！あぁいうノリ好きなので嬉しいです〜！ (2019年1月6日 23時) (レス) id: 3db3ef1937 (このIDを非表示/違反報告)
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