「耳責めしないと」出られない部屋【不死川玄弥】※背後注意 ページ31
※リクエストありがとうございます!
「玄弥くん。またこの部屋に閉じ込められちゃったね」
「は、はい!」
「あはは。緊張しすぎ」
可愛らしい反応をする玄弥に、Aは笑う。
いつまで経っても慣れることのない玄弥に、少々意地悪な気持ちが浮かんでくるのも仕方のない話かもしれない、と自分で言い訳をする。
さて、今回の部屋、Aは分が良さそうだ。
この美貌で、何人もの男を骨抜きにした稀代の鬼柱。鬼を倒すためなら、なんでもするその気概。
この部屋を出るために、女に慣れない玄弥を責め立てることもやぶさかではない。
Aは、玄弥に近づいて、そっと首筋を撫でる。
すると、玄弥は腰が抜けたように座り込んだ。
こうなれば、もうこっちのものだ。
玄弥の太腿に跨って、寄りかかって顔を近づければ、これでもかと目を見開いた玄弥が冷や汗を流す。
見開く、と言うより、閉じられなくなったのだろう。
Aはその桜貝のような爪先で耳をカリ…と引っ掻いて、耳たぶの感触を確かめるように摘み、耳の複雑な形を丁寧に指でなぞる。
玄弥は触れるたびにびくりと大袈裟なくらいに肩を揺らして、辞めてくれと訴えるような涙目を向けた。
(可愛らしい…)
そんな顔をされると、楽しくなってしまう。
「玄弥くん…耳弱いんだね」
わざと吐息を含ませた声で、玄弥の耳に吹き込むように話しかければ、玄弥は短い悲鳴のような声を上げた。
玄弥の手は、行き場なく不自然に挙げられている。
「ふふ。可愛い」
「ひぃっ!?」
顔を真っ赤にして、目をぎゅっと瞑って、口を固く引き結んだ玄弥は、しまいにはふるふると震え始める。
耳元でリップ音を響かせて、すりすりと指の腹で耳たぶを撫で、息を吹きかける。
Aが何かするたびに、ビクビクと体を震わせる玄弥は、もう耐えられないとでも言うように涙目でAに訴えるが、ここまできたらAはもう止められない。
Aの腕を掴む手の力も、だんだん強くなってきて、手加減をする余裕などなくなっている。
「玄弥くん」
「は、はい…」
「そんな目で見られたら、もっと意地悪したくなっちゃうな〜」
とろんと蕩けた瞳は、Aを真っ直ぐ見上げていた。
ぐ、と体を押し付ければ、玄弥の胸板で柔らかな胸が押しつぶされる。
(こ、この手はどうしたら……!)
行き場のない手を彷徨わせていると、その手に細い指が絡む。
唇が、耳を這って、脳内に響くのは水音ばかり。
(…!まずい…)
玄弥のものが反応しそうになった時。
ガチャリと解錠の音がして、彼はほっと胸を撫で下ろした。
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松々先輩(プロフ) - ぽれ氏さん» ありがとうございます!リクエスト了解です!リクエスト消化中ですので、少しお時間いただきます。 (3月6日 1時) (レス) id: 0b2f636a57 (このIDを非表示/違反報告)
ぽれ氏 - 全部読みました!めちゃめちゃ良くて惚れました((殴←黙れ☆よかったら悲鳴嶼さんのDキス&一線超えないと出れない部屋見たいです!!よろしくお願いします(*´∀`)ノ (3月5日 1時) (レス) id: c56a87995a (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 松々先輩さん» ぜひ!またリクエストしますので、その時はよろしくお願いします✡ヨロ*.꒰ঌ˶'ᵕ'˶໒꒱.*シク✡ (2月29日 7時) (レス) id: 50582a260f (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - ルナさん» こちらこそ、リクエストありがとうございます!ご満足いただけたようで嬉しいです。ぜひまた機会がございましたらよろしくお願いいたします。 (2月28日 15時) (レス) id: 0b2f636a57 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - とっても良かったです«٩(*´ ꒳ `*)۶»リクエスト書いてくれてありがとうございます(*´˘`*)♡ (2月27日 7時) (レス) id: 50582a260f (このIDを非表示/違反報告)
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