『Who's the liar?』[C] ページ2
馬鹿みたいに熱いものがごぼりと溢れたような気がした。
すると少し遅れて、耐えきれないほどの激痛が僕を襲う。
あまりの痛さにジタバタと暴れたいほどで。
『少しは手加減とかねぇのかよッ…!!』
暴れたくても、拘束器具が邪魔でぴくりとも動けない。
そんな僕をおそ松兄さんは、恍惚した表情で見つめる。
「……ふふっ………ふふっぅああははッ……!!天使様ぁ………あと少しで、俺は貴方に近づけるんです……!!」
くるくると回りながら、そう言っているおそ松。
『…………第一。』
『こんな狂人に話したら終わりだ。』
『きっと話したら……おそ松は、Aちゃんをもっと好きになる。』
『…………そしたら……そしたら。』
『果たして、おそ松は【人間】を保っていられるのか。』
「ぁ"……?」
いっこうに話そうとしない僕に気づいたのか、おそ松は怪訝そうに此方を見てきた。
僕はそんなおそ松をじろりと睨む。
「ぜってぇ話さねぇ。」
そう短く言ってから、もはや感覚さえ無くなってきた右腕を微かに揺らす。
おそ松兄さんはそんな僕を唖然として見ていたが、ある時急に。
「………ふっ……ふひゃ……ぁはははッ……!!!」
愉しそうに楽しそうに笑い出した。
『……………?』
「あっはは……ははっ……!!ねぇ天使様、俺を見ていますか?俺は今から、"天使様に最も近い存在である俺"の言うことを背いたのです…!!これは……罰を下さないとッ!!!」
____________ドク、リ、
直感的にヤバいと思った。
動悸が止まらない。
うるさいぐらいの耳なりと、汗が吹き出す。
『……な、んでアイツ、包丁以外にカッターとか鋸とか持ってんだ…?!』
『鉈とか出てき………、』
「………ッは、」
『…さっきまで俺はなんと言っていたのだろうか。』
『本当は舐めていたんじゃないか?』
『さすがに兄弟を殺 したりするような事はしない、と。』
『何度も見たことのある漫画のように、これ以上は酷い事は起きないと。』
「………ふふっ…ふっぁ……あひゃひゃ……!!」
『あぁ。』
『コイツは本気、だ。』
『ここで。』
『漫画の主人公なら。』
『自分はこのまま殺 される運命。』
『でもそれはヒロインのために死んだ。』
最高にカッコいい結末。
最高にカッコいい最期。
「………………、」
『上等。当たり前だ。』
『何せ、僕はAちゃんを守るって決めたんだから。』
『僕一人ならいくらでもやってやる。』
『Like a little girl』[O]→←『Sweet and melying』
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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8
ラッキーアルファベット
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西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
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木葉 - やば…ヤンデレ良すぎる…… 続き出来れば作ってください! (2019年7月22日 15時) (レス) id: dd665d7e3a (このIDを非表示/違反報告)
早彩 - やばい…すげぇゾクゾクする…ヤンデレ大好きだわ… (2018年3月21日 16時) (レス) id: 879ddc51c9 (このIDを非表示/違反報告)
亜美 - 初めまして!(もう喋ってるけど)亜美と申します。ヤンデレは大好物なのでゾクゾクしながら読んでました! (2017年10月25日 17時) (レス) id: eec90ae86f (このIDを非表示/違反報告)
亜美 - シャオランさん» 上にそのキャラの名前の頭文字がありますよ。おそ松だとOとか(^ ^) (2017年10月25日 0時) (レス) id: eec90ae86f (このIDを非表示/違反報告)
シャオラン - 所々誰が喋ってるのか分からないデス… (2017年7月13日 23時) (レス) id: 5b8418aaea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:林檎麻
作成日時:2016年7月27日 12時