feiz/03 ページ3
と、まぁさておき。
ここらで俺の愛しいAちゃんの紹介でもしておこう。
「Aちゃ〜ん!!待ってよ〜!!」
＿＿＿Aちゃん…もとい日食Aは、超可愛い。繰り返すようだけど、食べちゃいたいぐらいには可愛い。
本人曰く、今まで告白されたことなんてないと言われたが…どこまで本当なのやら。
あ…もしかして俺が嫉妬しないように気配りしてくれたとか???
えへへへ…優しいなぁ……。
「…………………、」
そんな俺に冷たい視線を一度寄越して、逃げるAちゃん。
『………ドキドキするからやめてよね〜!!』
…Aちゃんの超高校級の才能は未だに教えてくれない…というか分からないらしい。
俺としては別になんでもいいんだけどさ。
「…………ぁ、Aさん!!今日も可愛いですね!おはようございます!!」
「んあ…おはようじゃ、A」
「おはよ〜!!夢ちゃん、転子ちゃん!!」
気づいたら食堂の前に来ていたようで…そこで茶柱ちゃんと夢野ちゃんと出会う。
二人が笑顔でAに挨拶すれば、同じようににこにこと笑顔で挨拶するA。
『………うーん…この差なんだよね』
何故か彼女は俺だけには絶対零度並みに冷たい。超無愛想。
必要最低限の会話すらしようとしない。
でもこれって絶滅寸前のデレツンなのでは??
好きな子の前ではツンツンしちゃう超レアの逸材。
え??…いやいやいやいや、嫌わ れているときはないはずだよ??そんなことあったら俺が許さないもん。
「げっ……今日もAさんをストーキングしてるんですか…!!」
「ストーキング〜!!神様はアンジーをいつもストーキングしているのです……。」
周りのガヤなんか気にしない気にしない。
俺はAちゃんの横にカタリと座ると、頬杖をつきながらAちゃんを見つめる。
『…………あ〜……今日もやっぱ好き。好き好き好き。大好き』
「…………うわ……、王馬がとろけそうな顔で日食を見てるんだが……気持ち悪!!!」
だって…この思いはほんとにとろけそうなぐらいだよ……とけてももう一回作り直すけども。
そんな幸せな気分でいる俺に、近くでもう一度カタリと音が聞こえたかと思えば、ぴくりと君の目が動く。
それまで疎ましそうな視線でいた君が、急に顔を輝かせて食堂の入り口を見つめた。
『………………あぁ、今日も来た』
「お……おはよう最原!!!」
「あ…おはようAちゃん」
俺がこの世で一番憎くて堪らない人が。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 236人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヤンデレ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
オンブル(プロフ) - 林檎麻さん» めっちゃ好きです！ぜひ更新してください！ (2023年2月21日 17時) (
レス) id: 99844850a9 (このIDを非表示/違反報告)
雪見 - 短編集も大好きです！ (2022年8月22日 9時) (レス) id: 6388bba0b0 (このIDを非表示/違反報告)
雪見 - とっても好きなお話です！これからも更新頑張ってください！ (2022年8月22日 9時) (レス) id: 6388bba0b0 (このIDを非表示/違反報告)
白昼夢(プロフ) - 友人の勧めでv3にはまって初めての推しが王馬くんでした！ヤンデレの推しとか俺得過ぎます！！ありがとうございます！！！！更新待ってますので、頑張って下さい！！！！！！ (2020年8月15日 11時) (レス) id: 516c044665 (このIDを非表示/違反報告)
7112424 min(プロフ) - ヤンデレとか俺得…ありがとう (2019年7月31日 20時) (レス) id: a6cc06d7a9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：林檎麻
作成日時：2018年5月13日 21時
