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｢それじゃーね!!!｣
｢ん、｣
小さい頃からの付き合いである一二三とカフェで別れる。
俺は予定がないからこのままカフェに居座る事にしたが、一二三はどうやらホストの仕事があるようだ。
｢……Aちゃんにもあれぐらいのテンションで話しかければいいのに。｣
何回かAちゃんと一二三の様子を見たことがあるが、1秒足りともそこにいたくないレベルで険悪ムードだった。
お互いにそっぽを向いて、Aちゃんは常に不機嫌ムードだし、一二三は一二三でそれを感じとって口を噤むし。
一二三は女性恐怖症だがAだけは例外らしく、以前は普通にツーショット写真(死ぬほど羨ましい)を見せてきたりしたのに、最近は全くそれもない。
それだけ仲が険悪だという。
｢………あれっ、独歩さんじゃん!!!｣
＿＿＿＿＿声。
明るくて、こっちまで元気になるような可愛い声。
自然に目をそちらに向ける。
｢…Aちゃん?｣
｢ども!昨日ぶりだねー!昨日は送ってくれてありがとうございました!!｣
ふわふわの髪にぱっちり開いた大きな二重の瞳。
柔らかそうなほっぺに薄い桜色の唇。
誰がどう見ても超可愛い美少女のAちゃんがそこにいた。
｢ぁ………、うっ、｣
急激に上がる心拍数。急激に集まる顔への熱。
思わず、頬ずえをついていた手を隠すように膝の上に置いた。
｢あ…いや別に大丈夫だよ!俺もちょうど帰る時だったし!!｣
｢そう?ってか急に雨降ってきてマジびっくりした的な〜!超助かった〜!!｣
Aちゃんはカラコロ笑いながら、相席してもいい?と尋ねる。
『断る理由なんてあるわけねぇ!!』
うんと頷くと、Aちゃんは笑顔のまま俺の前に座る。
実は昨日の夜、急に雨が降ってきたので、Aちゃんを家まで送っていったのだ。
昔からの付き合いであるし、ちょうど会社からの帰り道だったので都合が良かった。
｢そういえばAちゃんはなんでここに?まだ学校の時間じゃ…｣
「学校の予定で今日午前中だけだったんだよね〜。で、暇だからここの喫茶店の前通ったら、独歩さんがいて!」
そういいながら、Aちゃんは目の前にあるアイスティーを飲んだ。
『Aの兄、伊弉冉一二三が飲んでいた物を。』
｢…あっ……Aちゃんそれ…、｣
｢は?何?｣
｢ああ…いや、なんでも……ない、｣
訳が分からなそうにしているAちゃんを横目に俺は必死に心の中で謝った。
『だって自分の間接キスなんて、Aちゃんがしばらく一二三と口聞かない理由のひとつになってしまうから』
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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西 - この方角に福があるはずです
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夢花(仮垢) - ガチャドルチリーンwww確かにw合ってるんだけどさwww (2018年12月25日 5時) (
レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
林檎麻(プロフ) - 咲良さん» ご指摘ありがとうございますm(_ _)m直させていただきました。 (2018年11月29日 1時) (レス) id: 718ad3a520 (このIDを非表示/違反報告)
林檎麻(プロフ) - ゆっくりみーさんさん» ありがとうございますー!嬉しいですー!!そうですね…拝めるわけですね…羨ましい… (2018年11月29日 1時) (レス) id: 718ad3a520 (このIDを非表示/違反報告)
林檎麻(プロフ) - 穹射さん» ありがとうございますー!!頑張ります! (2018年11月29日 1時) (レス) id: 718ad3a520 (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - おはようございます。摩天楼じゃなくて麻天狼ですよ (2018年11月28日 7時) (レス) id: 211f54bcb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎麻
作成日時：2018年9月5日 0時
