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「ああぁああぁあああ!!!!なにしてんのマジで!!!!??」
「どうした伊弉…一二三」
「どうしたもこうしたもなーい!!!」
Aと理鶯の間に割って入るようにして、2人の会話を止める。
冷や汗と動悸が止まらない俺に対して、理鶯っちは涼しそうな動じない顔をしていた。
「なんで馬鹿正直にいってんのさー!?!しっかり計画練ったよね?!その通りにしてよ!!」
「計画…?」
わざとらしく(いや素だコレ)天井を1度仰ぎ見て…そして、ああ、と声を漏らす理鶯っち。
「Aと一二三と小官で仲良く料理をし、それを食べながらAがどうして一二三の事を嫌っているのかをこっそり聞く作戦だったな。申し訳ない、小官が悪いな」
「ねぇホントに馬鹿なの?!!!!」
全部言っちゃったよこの人!!!
いやちょっと本気でまずいとかそういうレベルじゃなくなってきてるんだけど!!!
悪気があったわけでもうっかりでもないのが、さらにタチ悪いよ!!ホントにもう嫌だ!!
「……………………………、」
じっとりとしたAからの視線を背中にひしひしと感じた。
前を見ても理鶯っちは、どうして自分が俺に怒られているのかが分からないようで、怪訝そうに眉を顰めていて。
『ああ…どうしよう…』
どうして独歩の時も乱数っちのときもこうもうまくいかないのだ。
しかも今回のケースなんて最悪じゃないか?
手を打つ前に計画は終わっているんだから。
「あ…あのA…」
僅かに開いた口からは、なんとも情けない声が出てきて。
恥ずかしさと気持ち悪さと嫌悪がまじった気持ち。
そのあまりに耐えきれない感情を押し殺そうと、ぐっと手を握った時だった。
「はぁ……」
そんなため息が聞こえたかと思うと、ひょい、と俺が運んだ買い物袋が持ってかれる。
ふわり、と甘いいい匂いが鼻腔をくすぐった。
『…え、ぁ』
「……メイソンさんはとりあえず手を洗ってきて。おにいは冷蔵庫にジュースとか閉まって。」
そっぽを向きながら話す……Aは、俺たちにそう告げると、腰に手を当ててもう一度恭しくため息をつく。
「ああ、分かった。洗面所はこちらか?」
「明らかにそっち物置っしょ…違う、左!」
呆気にとられる俺に理鶯っちは気にした様子もなく、Aの指示に従う。
「…?おにいなにしてんの?早く行動して!!」
「えっ…、あ…」
Aは怒ったように頬を膨らませて、こちらに人差し指を胸にツンツンと当てながら、声を荒げる。
「いい?!!食品を無駄にしたくないだけだから!料理するだけだから!!勘違いしたら殴るから!!」
- 金 運: ★☆☆☆☆
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8
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夢花(仮垢) - ガチャドルチリーンwww確かにw合ってるんだけどさwww (2018年12月25日 5時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
林檎麻(プロフ) - 咲良さん» ご指摘ありがとうございますm(_ _)m直させていただきました。 (2018年11月29日 1時) (レス) id: 718ad3a520 (このIDを非表示/違反報告)
林檎麻(プロフ) - ゆっくりみーさんさん» ありがとうございますー!嬉しいですー!!そうですね…拝めるわけですね…羨ましい… (2018年11月29日 1時) (レス) id: 718ad3a520 (このIDを非表示/違反報告)
林檎麻(プロフ) - 穹射さん» ありがとうございますー!!頑張ります! (2018年11月29日 1時) (レス) id: 718ad3a520 (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - おはようございます。摩天楼じゃなくて麻天狼ですよ (2018年11月28日 7時) (レス) id: 211f54bcb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:林檎麻
作成日時:2018年9月5日 0時