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私って誤解を招き過ぎだと思うんだ…。
「これはっ、別に変なことしてないからね！」
「え、いや別に良い……。」
「え。」
急に静かになった。
「いや、そのだな。嬉しいとかじゃないぞ！！？許す…というか何かその…。Aってそういう奴なんだなって。」
「ナワーブさんと話したかったけど居なかったからさ！？暇ですること無かったから…。」
「何故ベッドに座っていた？」
いい匂いだからと言ったら確実に変な人だと思われるのが目に見えた。
ここは敢えてはぐらかしていこう…。
「ナ、ナワーブさん、どこ行ってたの？」
「リッパーの部屋だ。…さては俺に言えないようなことを？」
ナワーブさんは口角を上げた。私を見下すようにしているから鬼に見えてきた。
「ごめんなさい！いい匂いだったからつい…。やめます！」
やめるとか言いつつもナワーブさんのベッドに居座ったまま。
ナワーブさんは、じりじりと私に詰め寄ってくる。
近くに来すぎじゃ…。足と足がぶつかる位の近さだった。
「怒ってるの…？」
「怒ってない。ただ＿＿＿」
怒ってるよね！？
ナワーブさんの目が獲物を狩る動物みたいだった。至近距離だからか圧がすごい。
「誘ってるようにしか…見えないんだが……。」
「え。」
「しまった…。」
相手は頭を抑える。私は硬まって瞬きさえできなかった。
「今のはすまない、忘れてほしい…。」
「…そうする。」
私達が普通に会話をすることはできるのだろうか。
口数が減ってきて、空気が重くなってくる。
「さっきから頭抑えてるけど、ナワーブさん頭痛持ち？」
「いや…、さっきのことで後悔していて。」
原因は私だから申し訳ない。
「反省してます…。」
その一部始終を見ていたサバイバー。
「あんなんもう新婚状態だろ！」
「ここに来てそんな経ってないのにもうこの関係なのか！？」
「守ってあげたい、Aの笑顔…！」
「皆静かに！バレちゃうでしょ…。」
上から順に、泥棒、マジシャン、空軍、機械技師であった。
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過去最高ランキングに載ってましたありがとうございます;;;
焼きイワシ
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作者名：焼きイワシ | 作成日時：2018年10月3日 0時
