逃げる ページ8
緑谷side
"『終わりましたよ、オールマイト』"
そう言った彼女の顔は眠たそうな顔と違ってものすごく悲しいような、少し怒りを含んだような顔に僕は見えた。
訓練の結果は惨敗。
さっきオールマイトが来て、僕も今から教室に帰るところ。
「あれ？夜桜さん八百万さんとは一緒に帰らないの？」
夜桜『今日は先に帰るよ、またあしたね緑谷くん』
「え、あ、うん！またあしたね！！！」
教室に戻るとかっちゃんはいなくて
必死に追いかけた。
話たいことが沢山あるんだ。
「ーーーーー僕の力で君を超えるよ！！！！」
騙してたわけじゃないっていいにきたのに！
爆豪「ーーーーーーーーこっからだ！俺はここで1番になってやる！！！！」
緑谷side終了
ーーーーーーーーーーーーーーーー
爆豪「おい」
『…』
爆豪「…おい！！！！」
『なに…？』
爆豪「ﾁｯ……何聞きゃいいんだよ」
『…毎日送り迎えして』
爆豪「はぁ"？！？んなもんできるかよ！！！！」
『あぁ、君には荷が重すぎるかな、じゃあ』
爆豪「あ"？！できるわ！！！！んなもん送り迎えくらいし殺してやるわ！！！！！」
『じゃあ、抱っこして。家君の2個となりだから。』
爆豪「は？」
キョトンとした顔になったね、爆豪くん。
そうなんだよ、私君近所なんだよね。
会ったことあるけど君は覚えてないよ。
『ん、おやすみ。』
爆豪「あ、おい！…ｸｿｯ！！！！」
電車に乗ってそろそろ着く気がするなぁって思った時に爆豪くんのママがでてきた。
爆豪母「あれ？勝己あんた、Aちゃんじゃない」
爆豪「あ？んだよババア知ってんのかよ」
爆豪母「あんた覚えてないの？」
爆豪「こんなやついたか？」
爆豪母「昔公園で1人泣いてた女の子がいたでしょう。あんたがうちに連れて帰ってきた時はびっくりしたけど。あんたまで一緒に泣いて助けてやりたいって言ってたのよ。ほら、"A"あんたそう呼んでたでしょ？」
爆豪「あ？…ん、あ…あー…って、こんな顔だったか？」
爆豪母「あんたそれまで忘れてるの？…はぁ。まぁ、いいわ、Aも連れて入りなさい。」
爆豪「おー…」
そうか、ママの記憶までは…しまった。
ママには相変わらず悪態付きつつも優しいんね
爆豪くんは私をソファーに寝かしてくれたみたい。
ふかふかして気持ちよくてまた寝落ちそう。
爆豪母「あんた、昔Aと初めてあった日のこと思い出した？」
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作者名：杏@ルイ王子 | 作成日時：2021年3月7日 1時
