体育祭3 ページ14
次は飯田くんか…。
私の個性には発動条件がある。
それに気づかれれば相手に個性はかからない。
1.1番最初相手に初めて個性を使う時フルネームを知っていて尚且つ口にすること。その後はあだ名だろうが呼ばなくてもいいんだよね。
2.私の声が相手に聞こえること。何を言ってるかわかんなくてもいい声さえ届いたら。
3.2つどちらかが満たされないのに使う時は代償が大きいこと。五感どれかが一定期間機能しなくなる。
『でも、私以上に強いひとなんてここにはいないよ』
空に手をかざす
『ねぇ、お父さん、お母さん…私は必死になれるのかな？誰かに勝ちたいと思えるんだろうか』
なーんて、こんなことしたって何にもないよね。
『…ヒーロー…そんなになりたいものなのかな。』
爆豪｢…。｣
轟｢…！｣
緑谷｢え…。｣
『どれだけ頑張ったって…もう帰ってこないのに…ｯ』
アナウンスで控え室に向かうように促された。
もうそんな時間なの、、、
『よし…大丈夫。私は大丈夫。』
行く途中にエンデヴァーを見たけど、あれはこえぇよ。
でけぇなしかし。
ミッドナイト｢さ、始め！｣
『…"飯田天哉くん、そのエンジン止まるよ"』
飯田｢止まるわけが…ｯ！｣
『"おやすみ"』
飯田｢な…ｯ……zzZ｣
ミッドナイト｢飯田くん戦闘不能により夜桜さん勝利！｣
マイク｢イレイザーヘッド！！！お前のクラスほんとすげぇよ！！！今回も眠らしちまった！あいつの個性は睡眠か？｣
相澤｢いや、違う…が、俺も知らない｣
マイク｢知らない！？にしてもなんてやつだ夜桜ー！！！！！｣
『うるさすぎない？マイク先生。』
勝てた…だれも私の弱点には気づいてない。
耳栓されたらやだなぁ。
五感どれかが一定期間とはいえ機能しなくなるのに個性を使うのはあまり得策じゃないから。
『一瞬で…倒してくれないかな…』
なんて、わがままだなと思う。
『あーやだほんとにやだ。』
玲乃｢ねぇ｣
『……。』
玲乃｢聞いてんの？あんたよあんた｣
『………なんですか？』
玲乃｢久しぶりね、A｣
『通報します』
玲乃｢そうはさせないわよ。私にはあんたの個性は聞かないわよ｣
『……なんなんですか？要件は？早くしてくれませんか？』
玲乃｢久しぶりに会った姉に対して酷い言い草ね｣
『…ｯ今更！！！！あんたみたいなのが姉なわけないでしょ』
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作者名：杏@ルイ王子 | 作成日時：2021年3月7日 1時
