家のドア開けたらAUの世界(ry…よーん

一番星が見れる時間 ページ10

時間になり、ミュートを外した。
「いる？」
『いるいる〜、ちょっと待ってて』
「はーい。」
音量を調整し、飲み物を一口飲んだ。
『よし、良いよ』
「はいはい。で、今回はアスタリスクの出現時間について。……だっけ？
『うん！そう！この記事見て！』
「はいはい。」
送られてきたURLをタップして、記事を閲覧する。
「出現時間について……」
『そう！』
記事の内容を要約するとこうなる。

“アスタリスクが現れるのは星が綺麗に見える時間”

「……星が綺麗に見える時間って。日本全国でどれくらいあると思ってる訳？」
『ゔっ…そ、それは』
「……はぁ。」
またか。と思ってしまう。
「考察だから良いけども…」
『……はい。でも、いい考察だと思うんだけどなぁ。名前の通りだし！』
「確かにね」
あれ、これ……終わる方向性になるのでは？
『本当にかっこいいんだよな〜アスタリスク』

前言撤回、早く終わらないやつだ。これ。
アスタリスクについての話を3時間とまぁまぁ聞かされた。
中には何度も聞いた話もあるが初見の反応をした。
こういうのは演技の練習、と思えば苦ではない。
それに、普段は私の話に付き合わせているのでこの程度は付き合いたいのだ。
「(しっかし、まぁ、本当に楽しそうに話すなぁ……)」
そう思いながら、話を聞いた。
『はぁ〜……満足した〜』
「良かったねぇ」なんて言っておく。

『そろそろ寝ようかな…』
「そっか…おやすみ」
『おやすみ〜』
ボイスチャットを終わらせ、タブレットの電源を切った。
「はぁ……」
マシンガントークを聞き終え、少し疲れた。
飲み物を飲み終え、ソファの背もたれにもたれかかる。
本を読む気力はない、かと言って眠気は来ず寝れる気配はない。
「……テレビでも観るか。」
リモコンを持ち、テレビをつけ視聴し始めたのだった。

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