家のドア開けたらAUの世界(ry…よーん

また。 ページ7

夕飯を食べ終え、少し話す。
「アスナって少し変わってるよね」
「か、変わってる、とは」
「なんていうか…雰囲気？」
「……えぇ」
「どう、いえばいいのかな……雰囲気っていうのもそうだけど、自分のこと話さないよね」
「まぁ、はい……自覚は、してます。」
「それなのかな？ミステリアスって感じなのにでも、ちょっと面白いみたいな」
「お、面白い……」
「うん、話すとちょっと面白いから。反応とか」
「……反応」
話すと面白いと言われたことはあるが、反応が面白いと言われたのは初めてだ。

話しながら、スマホを操作する。
チャットに文面を打ち込み、確認してから送信した。
「アスナ、このあとどうするの？」
「部屋に戻ろうかと……やることがあって」
「そっかぁ。じゃあ、そろそろ戻ろうかな」
「そうですか……」
「じゃあ、ありがと。ごめんね、ご飯食べてるときに」
「いえ、全然……話せて、良かったです」
「…！そっか。また明日ね」
「あ、はい。また……」
……また、か。いつ、それが終わるのか。
「(いや、そんな事を考えてる時間じゃないな。うん。)」
トレイを片付け、チャットを確認するとCharaから了承の返信が来ていた。

あ、そう言えば……眼鏡どうしようかな。
「……いっか。もう一個あるし。」
眼鏡のことを送信し、明日返してもらうことした。
「(よし、行こう。)」
荷物を持ってエレベーターホールに向かった。

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