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隠されたメッセージ ページ14

決めた店に入店し、注文をして待っている間、本を読むことにした。

『私は待とう、星の返答を。』

『それが、永遠になっても構わない。』

この文で物語が終わった。
読み終え、ため息をしながらタブレットから目を離した。
「(──なるほど。)」
「(この作品自体がメッセージなんだ。)」
そう思ったと同時に注文した料理が届いた。
タブレットの電源を落として、しまった。
「……いただきます。」と言って食べながら、考える。
「(あれは、作者が誰かに宛てたメッセージ。)」
「(文の端々に心配していることが伺えたし……)」
飲み物を飲んで、気を落ち着かせる。

「(じゃあ、一体誰に……いや、それは簡単か)」
「(問題はメッセージの内容だ。今は内容そのものが見えない。)」
「(……また読まなきゃ)」
全部読み解くためには、繰り返し読まなくては……。
そう思い、素早く食べ終え、スマホとタブレットを取り出して電源を付けた。
スマホは考察のメモの為に、画面を2分割にして見ればいい話だろうが、そこは分けたかった。
「(まずは冒頭から──)」

冒頭の表現を一つ一つ解釈する。
「(この表現は、忽然と消えて騒ぎになったからかな。とすれば──)」
カッカッ…とスマホに考えをメモしながら、読み解き、解釈する。
20分くらいの時間を考察にあてたことに気づき、一旦切り上げることにした。
甘い物が食べたくなり、飲み物と一緒に注文をした。
届くのを待つ間にも考察を続けた。
注文した物が届き、また食べながら思考回路を回した。

考察をしていると気になる表現や描写について考えてしまうことが多々ある。
「(なんでこの表現をしているんだろう。この描写なら、印象付けるためか)」
私は作者の意図を可能な限り、読み取りたいと思っている。
編集者として働いているお母さんの影響だろう。
そういうのもあって、国語の人物の心情の読み取りは少し得意だ。
「(この文……メッセージの一文みたいだな。)」
メモしておこう。そう思い、メモをしているとこの世界のスマホのバイブレーションの音が聞こえた。
「あ、連絡。」
店にいることを連絡し、考察に戻った。

あの店へ→←勿体無いな



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藍霜月(プロフ) - 紅奈虹夢@虹茶さん» コメントありがとうございます!舞いですか…!‹‹\(´ω` )/››‹‹\(´ω` )/›› 神作品と言って頂いて嬉しいです…! (5月3日 22時) (レス) id: 64f8ddb167 (このIDを非表示/違反報告)
紅奈虹夢@虹茶(プロフ) - 更新されてた..... 嬉しすぎて 舞い踊りたい気分です!! 神作品をありがとうございます (5月3日 21時) (レス) id: 763d4d21f9 (このIDを非表示/違反報告)
藍霜月(プロフ) - 零科さん» コメントありがとうございます!更新頻度が落ちてしまって申し訳ないです…。最高といって頂いて嬉しいです…! (5月3日 21時) (レス) id: 64f8ddb167 (このIDを非表示/違反報告)
零科 - 久々の投稿......!今回も最高でした😊 (5月3日 21時) (レス) @page33 id: b0328d2f31 (このIDを非表示/違反報告)
兎妬 ぅさ子(プロフ) - 😆😆😆 (4月7日 16時) (レス) @page31 id: 75fc25324b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:藍霜月 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2024年2月4日 13時

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