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寝坊 ページ12

──何かいる?
ベッドのそばに誰かが居るを感じ、目をそっと開けた。
薄目で見ているため、ぼやけているが、なんとなく白い何かが見える。
「(あれ、何……?)」
幽霊か?と思ったが、事故物件ではないのは聞いていた。
何か引っ付けてきたのか…?そう思ったのと同時にこういうのは無視に限る。
そう思い、寝ようとしたがそれは妨げられた。

?「──だ。」
「(──ん?何か言ってる?)」
聞き取ろうとしても聞き取れず、途切れ途切れに聞こえる。
?「──に、─タ─が……いや、──に。」
「(何?なんて言って……?)」
耳を傾け、話を聞き続けるが最後の言葉だけは、はっきり聞こえた。

?「……期待しているよ」
「──はっ?」
期待を勝手にかける言葉に起き上がってしまった。
あ、しまった。と思ったが白い何かは居なくなっていた。
軽く舌打ちをしながら辺りを見渡し、誰も居ない事を確認し、リビングへと向かった。
「なんなん?やめろや。勝手に期待すんの。マジ無理。」
時間を見ると午前4時。
「……はぁ。目冴えたわ。なんなんアイツ。最悪」

幽霊なのかも知れないものに当たるなと言いたいが、そのせいで眠りから覚めてしまったのだ。
気分としては最悪。水を飲みながら、外を見ると雨が降っている。
「……っはぁ…人の眠り邪魔すんじゃねぇよ」
頭を掻き、コップをテーブルに置いた。
眠れなくても横にはなろう。
そう思い、不機嫌ながらもベッドへと向かっていった。


アラームの音で意識が引き戻された。
いつの間にか寝ていたが、眠気が強い。
「ゔ……も、すこ…し……」
スマホの画面を触ったのを感じ、また意識が落ちた。
起きたのはCharaからの電話で気づいた。
「ぅ……ん?はぁい……もしもし」
『アスナ!今どこにいるの?』
「え、と……部屋に……寝てて…」
『……あっ、そうなんだ。ごめんね』
「だいじょぶです……」
電話を切り、何時なんだろうかと思い、スマホの時計を見ると9時と表示していた。
「(うわー、やらかした……)」
朝食終了の時間で完全に寝坊した。
「……って言うか、アレ、何だったんだろう。」
まぁ、良いかと思い、ベッドから降り、準備しに行った。

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藍霜月(プロフ) - 紅奈虹夢@虹茶さん» コメントありがとうございます!舞いですか…!‹‹\(´ω` )/››‹‹\(´ω` )/›› 神作品と言って頂いて嬉しいです…! (5月3日 22時) (レス) id: 64f8ddb167 (このIDを非表示/違反報告)
紅奈虹夢@虹茶(プロフ) - 更新されてた..... 嬉しすぎて 舞い踊りたい気分です!! 神作品をありがとうございます (5月3日 21時) (レス) id: 763d4d21f9 (このIDを非表示/違反報告)
藍霜月(プロフ) - 零科さん» コメントありがとうございます!更新頻度が落ちてしまって申し訳ないです…。最高といって頂いて嬉しいです…! (5月3日 21時) (レス) id: 64f8ddb167 (このIDを非表示/違反報告)
零科 - 久々の投稿......!今回も最高でした😊 (5月3日 21時) (レス) @page33 id: b0328d2f31 (このIDを非表示/違反報告)
兎妬 ぅさ子(プロフ) - 😆😆😆 (4月7日 16時) (レス) @page31 id: 75fc25324b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:藍霜月 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2024年2月4日 13時

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