4話．�� ページ10
｢伊桜、大丈夫か？すまんな、汗臭かったやろ。眉本さんも、うちのやつがすまん。怖かったな。｣
｢いえ、私なら大丈夫です。心配ありがとうございます。｣
笑恋ちゃんは本当にビビってないようで、平然としている。クールやなぁ…。
帰ろうか。そう言われ、お兄ちゃんに手を引かれる。
｢……大丈夫やったか？伊桜。侑は今日調子悪くてな、朝からイライラしとんのや。やからって人に当たっていいって訳やないけど。｣
家に着いてからお兄ちゃんはようやく口を開いた。
家までの帰路では泣いている私の背中を無言でずっと撫でてくれて、その手がどうしようもなく温かく、心地よかった。
｢大丈夫だよ。お兄ちゃん…｣
｢……！なんかやけに素直やなぁ。急にどうしたん？｣
｢え…？｣
｢最近めっちゃ不機嫌やったやん。｣
やからそれはさぁ…
思春期？というかなんというかなぁ…(汗)
｢そ、そうだっけ〜？あはは…｣
気まずいので誤魔化して強行突破。
｢おん。でも、嬉しいよ。小さい頃に戻れたみたいで。｣
懐かしそうに笑うお兄ちゃん。中2くらいまでは私、素直やったんやけどなぁ…。
やっぱり思春期のせいよ、うん←
｢「………」｣
｢お兄ちゃん…今日は疲れたからもう寝るね。おやすみ。｣
｢おん。おやすみ。｣
全てを思春期のせいにして、私は自室へと逃げ込んだ。
次からやっと5話です。
ゴタゴタしてすみません^^;
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紗々(プロフ) - のりりんさん» お話内でも書きましたが、ありがとうございます！面白いなんて言ってくれて…(感激) (2021年3月28日 22時) (
レス) id: 41a73f412a (このIDを非表示/違反報告)
のりりん - とても面白かったです！更新待ってます！ (2021年3月28日 6時) (レス) id: a9987baaee (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紗々 | 作成日時：2021年3月27日 11時
